KDL BLOG

2017.09.13
KDL社内・社員

メンバ全員が当事者意識を持つプロジェクトにするために

9月11日、PM(プロジェクトマネジメント)ディスカッションが開催されました。

PMディスカッションとは、主に開発のメンバーが集まって、テーマに沿ってプロジェクトのあり方や課題、解決方法の共有を行うプロジェクトマネジメントの品質向上のための取り組みです。品質管理と人材育成を目的としており、メンバー同士がフランクな雰囲気でディスカッションしあい、気づきを得たりすることでプロジェクトの遂行に役立てたりノウハウを共有するもの。

今回は、プロジェクトにおける当事者意識の重要性」というテーマで、案件を事例にプロジェクトメンバーの当事者意識の高め方について話し合いました。

みんな真剣です。

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まずは、今回のディスカッションの元になる事例を紹介。事例の担当者より、プロジェクトの概要とスケジュールや工数などの実績、成功要因や工夫点、反省点などを紹介してもらいます。特に今回のテーマであるプロジェクトメンバーの当事者意識をどう高めるかという点について言及しながら、発表・質疑応答を行いました。

pmdis20170911_005.jpg「プロジェクトのメンバーが、常にエンドユーザ側の目線で関わるような環境を作ることが大切。そのためには、お客様とKDLが対面で仕事を進めるのではなく、同じ方向を見て進めるということが大前提にあると思っています。」と話す山口リーダー。

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しかし、お客様と実際に対峙するメンバーはよいものの、お客様には対峙せずにシステムの開発を担っているメンバーの当事者意識を高めるにはどうすればいいのでしょう?

当事者意識を高めてもらうためには、達成感ややりがいを感じることが必要ということに。では、どうしたら達成感ややりがいを得られるかという各々の意見を発表し、ディスカッションしました。

「お客様から感謝の言葉をもらったとき」「PMからの感謝の言葉をもらったとき」「指示する際に、指示内容だけではなくてその仕様に決定した背景を伝えるのが効果的かも」「自分が成長したという実感を持てたときに達成感を感じる」などさまざまな意見が出ました。

また、「高い意識を持って提案などしてくれたメンバに対して、スケジュールを優先させてそっけない対応をしてしまった経験を反省している」という意見も。意識を高めてもらうための取り組みと同時に、意識を削ぐ言動をとったりや意識を高めづらい環境にしていないかという振り返りも適宜必要、という話には多くの方がうなずいていました。

ディスカッションの後は、懇親会。

ディスカッションの感想や、ディスカッションの続きも踏まえて軽食しながら話します。

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経験が長い先輩メンバの話は本当にためになります。
何か食べていると、意見やアドバイスをいいやすく、またすっと入ってきやすいのはなぜなんでしょうね。

ということで、広報室もプロジェクトマネジメントという観点を置き換えながら、大変役に立つ話を聞かせていただきました。本で読んだりセミナーなどで勉強してはいても、近くにいる同じ社員が具体的にやっていることはイメージしやすく参考になりますよね。

お疲れさまでした。そして、よいディスカッションをありがとうございました。

所感(品質管理チーム:本間)

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これまでのPMディスカッションは、悩みを共有・知見を広げる抽象的な話が多いものでしたが、「過去のPJ事例をもとに具体的なディスカッションをしたい」というアンケート結果が多数あったことから、今回は具体的に気づきを得て、使える手法を持ち帰っていただく内容にしました!

私も「やる気を削ぐような行動や環境にしていないか」という部分が、よく考えたら当たり前のことですが、改めて言われて強く印象に残りました。
参加者の皆さんも、担当PMの山口リーダーから学んだり、ディスカッションの場で出た意見で気づきを得たりしていたように感じました。

また、参加者の方にはディスカッションの場で考えるだけでなく、後日、各部門MTで今回の気づきを発表していただき、気づきに対する行動の促進・各部門の方への気づきの波及効果を期待しています。

松丸

筆者:松丸恵子

広報室