ルワンダの技術専門学校と情報技術支援で提携

神戸デジタル・ラボ、ルワンダの技術専門学校と情報技術支援で提携
―実践力のある人材育成を通じ、アフリカ経済の振興支援と市場開拓狙う―

67f63952dd.jpg株式会社神戸デジタル・ラボ(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長:永吉 一郎、以下 KDL)と、JICA(独立行政法人国際協力機構)が支援するアフリカ・ルワンダのトゥンバ高等技術専門学校(Tumba College of Technology、ルワンダ・キガリ市、Principal:Eng. GATABAZI Pascal、以下TCT)は、2017年より、アフリカでのビジネス展開を目的として情報技術の支援で提携を開始いたします。

この提携は、KDLとTCTが遠隔による交流を定期的に実施し、TCTの教員に対してソフトウェア開発技術の向上を支援するものです。この提携を通じてTCT側ではKDLから実践的な技術を学んで高い技術力の人材を輩出し、KDL側ではアフリカ経済の振興を支援するとともに、巨大市場として世界が注目するアフリカ現地の現状に関する情報収集とビジネス展開を狙いとしています。

■提携の経緯

IT立国としてアフリカのITの拠点を目指すルワンダでは、政府の方針によって通信インフラの整備やIT人材育成に邁進しており、キガリ市などの都市部では、ルワンダ最先端の技術者が集結してICTへの取り組みを進めるなど飛躍的に発展し続けています。
今年5月、KDLはルワンダ共和国とのICT分野における経済・交流連携を進める神戸市の取り組みで市長らとともにルワンダを訪れ、現地民間団体や企業とのディスカッションに参加。今年10月には新技術創造係IoT班のメンバーが、具体的なビジネス展開を進めるべく神戸市の視察に同行し、ルワンダ最先端のIT技術者が集結するキガリ市を訪問しました。

キガリ市の公立職業訓練センターを訪れた際、KDLは現地の衣料品や家具などの出荷時の様子を見て、商品の品質保持バーコードを読み込んで検品するスマホアプリのプロトタイプを滞在期間中に制作。TCTは、KDLが制作した検品用スマホアプリを見て現地で実用化したい意向を示し、KDLはアプリのソースコードをその場で寄贈しました。

一方、ルワンダでは政府の方針によってIT人材育成に邁進しているものの、ルワンダの大半を占める農村や地方ではIT化が進んでおらず、ビジネスの実践における最先端の技術を伝授できる人材が慢性的に不足しているという課題があります。TCTとKDLは、ルワンダにおける上記課題の解決、およびルワンダ企業とKDLとのビジネス展開を目的として、今後定期的に交流する中でアプリの実用化開発等を通じて技術を実践的に伝授することで合意しました。

■今後の展開

この取り組みを通じて、KDLとTCTはルワンダの人材育成および経済振興に貢献し、ゆくゆくは輩出した技術者を通じてルワンダ企業、ひいてはアフリカ市場と日本企業のビジネス展開を進めて参ります。

アプリのソースコード寄贈の経緯、現地での反応などをご紹介したルワンダ視察レポートはこちら:
http://www.kdl.co.jp/special/rwanda-report.html

Tumba College of Technologyについて

TCTは、産業と社会のニーズに対応できる高い技術力を備えた人材を育成する、科学技術の専門学校です。

代表者 : Principal Eng. GATABAZI Pascal
所在地 : Tumga Campus P.O. Box 6638, Rulindo, Norhern Province, Rwanda
      Kigari Campus Remera, Kigali, Rwanda
設立 : 2007年9月
教職員数: 88名
URL : http://www.tct.ac.rw/

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【本件に関するお問い合わせ先】

株式会社 神戸デジタル・ラボ
村岡 正和(むらおか まさかず)
TEL :078-327-2280
E-mail :[email protected]

Tumba College of Technology
MANIRAGUHA Muhamad (マニラグハ・モハマド)
TEL : +250-78-830-5523
E-mail : [email protected]


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