CEATEC2017で雷観測リストバンドを展示

神戸デジタル・ラボ、CEATEC2017で雷観測リストバンドを展示
―ITによる人命救助への取り組みの普及も―

株式会社神戸デジタル・ラボ(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長:永吉一郎、以下KDL)は、2017年10月3日~6日に幕張メッセ(国際展示場/国際会議場)で開催されるCPS/IoT総合展「CEATEC JAPAN 2017」において、神戸IoT推進ラボのブースで「雷観測リストバンド」を展示いたします。

■雷観測リストバンドとは

2017-10-02_212756.jpg「雷観測リストバンド」は、雷雲を検知して、リストバンド上に通知するセンサデバイスです。ITによる人命救助への貢献を目的としてKDLが開発しています。
雷被害の対策としては、観測情報の提供や、避雷システムの開発等が普及しています。しかし自ら情報を取得する必要があるなど、定点での対策のため一般に生活する方の日常的な人命救助の対策としては限界がありました。観測機器を普段の生活から身につけるようにウェアラブル化する事で、リアルタイムに災害からの早期避難を促すことができます。また、安価なデバイスを多くの人々に普及させることで、経済発展につなげる効果も期待できます。今後は雷観測リストバンドが雷雲を検知した際に周辺に通知するなどのデバイス連携を視野に入れています。

■オープンソース化への取り組み

2017-10-02_213037.jpgKDLでは、2017年5月より、雷観測リストバンドのプロトタイプをオープンソースハードウェアとして公開しています。雷観測リストバンドのプロトタイプをオープンソースハードウェアとして公開することで、実際の利用によるフィードバックや要望をいただき、多くの方とともに改良してより質の高いものにすることで人命救助に寄与できることを期待しています。

GitHub上での公開ページ:

■開発、展示の背景

昨年5月、KDLはルワンダ共和国とのICT分野における経済・交流連携を進める神戸市の取り組みで市長らとともにルワンダを訪れ、現地民間団体や企業とのディスカッションに参加しました。10月には新技術創造係IoT班のメンバーが、具体的なビジネス展開を進めるべく神戸市の視察に同行し、ルワンダ最先端のIT技術者が集結するキガリ市を訪問。ルワンダでは、雷により命を落とす人が多いという課題があり、現地の課題解決につながればと、今年5月に本製品のプロトタイプを開発しました。同月、ルワンダ共和国・キガリ市で開催されたICTによるアフリカ開発の会議「トランスフォームアフリカサミット2017」にも神戸市と共同で出展しています。
CEATEC JAPAN2017では、神戸市IoT推進ラボのブースで、これまでの神戸市とKDLのルワンダにおける取り組み、および雷観測リストバンドをご紹介いたします。

■イベント展示概要

名 称 : CEATEC JAPAN 2017(シーテック ジャパン 2017) 
会 期 : 2017年10月3日(火)~ 6日(金)午前10時~午後5時
      ※神戸IoT推進ラボブースは5日(木)午後3時30分まで
会 場 : 幕張メッセ 千葉市美浜区中瀬2-1(https://www.m-messe.co.jp/access/)
ブース : 特別テーマエリア :小間番号 S07-19 神戸IoT推進ラボブース内

◎KDLが考えるIoTとその未来

◎雷を検知するリストバンドをオープンソース化 ―ITによる人命救助への貢献を目指す―

◎IoTトイレセンサはフランスでおしゃれに展示されていた

■お問い合わせ

株式会社 神戸デジタル・ラボ 
担当  :中西 波瑠(なかにし はる)
TEL :078-327-2280
E-mail :[email protected]