OPEN SOURCE LABORATORY

投稿日:2008年6月8日 -投稿者 ohyanagi

Mac 用 Subversion クライアント Versions.app

こんにちは。おおやなぎと言います。本ブログの中の人として記事を書いて行く事になりました。
情報を発信して少しでも読まれた方が幸せになれば・・・と思います。
# 今回はオープンソースではない製品の紹介ですが、有益なオープンソース / フリーウェアの製品を多く取り上げている MOONGIFT 様で取り上げられているのを見つけて、使用してみた所あまりにも素晴らしい製品だったため取り上げました。ご了承下さい。

さて、バージョン管理と言えば、最近 Git やMercurial が熱いですが、 Subversion を利用している方も多いかと思います。
下でS.M.が Subversion  自体の管理方法の記事を書いていますが、今回は管理側でなくクライアント側に焦点を当てたいと思います。

今、携わっているプロジェクトでは、 Eclipse と Visual Studio という統合開発環境を使用しています。
Eclipse では subclipse、 Visual Sutdio では AnkhSVN というプラグインを使用しています。
Windows 環境では他には、 TortoiseSVN を使ってる方や、 Linux 環境の場合、ターミナルで svn コマンドを入力して使用している人もいるでしょう。

私は会社では Windows を使用して、統合開発環境のプラグインという形で利用していますが、
自宅では Mac を使用していて Terminal.app の上で、 vim を起動させて PHP をコーディングするというスタイルです。

以前 Mac で Subversion のクライアントで良い製品がないかと探したのですが、直感的で使いやすいツールがありませんでした。
その為、ターミナル上から svn コマンドを実行して、チェックアウトやコミットを行っています。
vim には vcscommand.vim というプラグインもあるので、そちらも併用すれば十分ですが、
例えば デザイナーさんのように、エンジニアではない人が利用するには少々敷居が高いです。

Mac ユーザなデザイナーさんがもし困っているのであれば、 そんな時は Versions.app を勧めてみましょう。
この Versions.app は Mac らしいルック&フィールで非常に洗練されています。
# 現状ベータ版で、使用期限があります。

さっそく公式サイトからダウンロードして使用してみましょう。

ダウンロードし解凍して、アプリケーションフォルダにコピーすればインストールは完了です。
# なおファイルの比較に XCode の FileMerge を使用するので、予め XCode をインストールして下さい。
Versions.app を起動すると、以下のような画面が表示されます。

pic1_3.png


ライセンスの承諾が表示されますので、読んでから Agree をクリックするとメインの画面が表示されます。

pic2.png


New Repository Bookmark をクリックして、リポジトリへのブックマークを追加しましょう。
今回は symfony で使用されている lime というテスティングツールが Suvbersion 上で公開されているので、チェックアウトしてみます。

pic5.png


Name に プロジェクト名の lime と入力し、 Location にはリポジトリの場所を入力します。
今回はチェックアウトするだけなので、 Username 、 Password は未入力です。
入力後 Create ボタンをクリックすると、メイン画面の左部にブックマークとして lime が追加されます。
ブックマークを選択すると、右部に lime というフォルダが表示され、クリックすると  branches 、 tags 、 trunk と表示されます。
今回は lime 以下をチェックアウトしたいと思います。
メイン画面 で lime を選択し、 Checkout ボタンをクリックすると、ソースの保存場所を訊ねられるので保存場所を指定します。

pic6.png


Checkout ボタンをクリックすると、ソースコードが指定した場所にチェックアウトされます。

pic12.png


ソースコードがチェックアウトされたので、今までの履歴などを見てみましょう。
メイン画面にある Timeline をクリックすると、プロジェクト全体の履歴が確認できます。
# ファイル単位での履歴を確認したい場合は、ファイルを選択し History ボタンをクリックします。

pic8.png

今までの流れが分かりやすく表示されていますね。

以前のバージョンとの比較する事もできます(XCode 付属の FileMerge を使用します)。
メイン画面上の Compare Diff ボタンをクリックしてみましょう。

pic9.png


リビジョンを指定して、 Compate ボタンをクリックすると FileMerge が自動的に起動し diff が取れます。

pic10.png

変更点が分かりやすく表示されますね。

ローカルと Subversion 上のファイルの差分を比較したい場合は、比較したいファイルを選択し、 Local Changes ボタンをクリックすると、diff が取れます。

pic13.png

現状なにも変更していないので変更点はありません。

まとめ
駆け足になってしまいましたが、非常に洗練されていてユーザビリティにも優れています。
少なくとも今まであった Mac の Subversion クライアントに比べると非常に使いやすいと思います。
Mac ユーザなデザイナーさんなどで Subversion のクライアントツールで良いのが無いと困っているなら是非勧めてみは如何でしょうか。