事例紹介

介護現場の記録を利用者家族がLINEで確認、リアルタイムに連携

ケア記録の情報をLINEで表示している画像
株式会社 介護サプリ
介護事業向け業務支援、データ分析、情報連携にかかるシステム開発、及びインフラ構築、企画、販売、運用保守

お客様の課題

介護サプリシリーズの「ケア記録アプリ」で日々記録されていく情報を、ご利用者様のご家族がリアルタイムに見ることができるサービスを追加したいとご相談いただきました。
介護事業社様に負担がなく、ご利用者様のご家族に利用施設での状況をいつでも確認でき、安心感を持っていただくことを目的に、新しい情報伝達の仕組みを探しておられました。

ソリューション

ご利用者様のご家族が使いやすく分かりやすい方法を模索し、LINE公式アカウントでの運用をご提案しました。
年代を問わず広く普及し使い慣れたユーザインターフェースであること、すでにお使いの方には新たに専用アプリをダウンロードいただかなくても良いことなどを鑑み、LINE公式アカウントでの開発を採用しました。

成果

ケア記録の情報を利用者様家族がリアルタイムにみれる​ようになりました。利用者様独自のQRコードとパスコードを知っている人のみがケア記録の情報をLINEで見れるよう、セキュリティ面でも配慮を行いました。
※下図:イメージ画面

ケア記録の情報をLINEで表示している画像
お客様の声
ご担当者様
株式会社 介護サプリ

ケア記録アプリ(介護記録)を導入いただいている介護施設より、このようなご相談をいただきました。
それは、「ご逝去された利用者の家族から、生前の介護記録をもらえないかと依頼がありました。出力してお渡ししたいのですがどうすればいいのでしょうか?」というものでした。

介護施設では1利用者に対して日々膨大な記録が記されています。しかし、それは看護師や介護スタッフ、ケアマネジャー間の情報共有のためのもので、利用者家族に対しては定期的にその一部分だけを伝えるにとどまり、身内が施設でどう過ごしているかはほとんど分かりませんでした。もちろん、毎日介護スタッフが家族にその日の様子を伝える時間をとることができれば良いのですが、場所や時間を考えると、実現はほぼ不可能です。

こういった背景があり、介護サプリ社は介護施設が記載している介護記録をリアルタイムに利用者ご家族へ連携するシステムを構想しました。

今回、KDLの提案により、幅広い家族の年齢層に対応できるよう、プラットフォームとしてLINEを採用することにしました。家族が操作する機能はたったの2つ「本日の記録」と「過去の記録」だけです。普段からLINEを利用しているユーザーであれば操作に困ることはないと思います。初めての方にもすぐに慣れていただけるようぱっと見で分かりやすいデザインにもこだわりました。

このシステムの導入で、介護施設は利用者ご家族にお伝えする記録をまとめる手間や伝え忘れ、共有する時間をとる必要がなくなるという好循環も期待できます。
また利用者ご家族は手隙の時間に「本日の記録」ボタンを押すだけで、いつでも施設での様子を確認することができます。

冒頭の事例のように利用者の生前メモリとしても残るので、利用者やご家族にとって大変価値のある記録だと思います。
何よりも一人のご利用者を取り巻く全ての人々が幸せになれる素晴らしい仕組みづくりをしてくれたKDLに大変感謝しています。