KDL BLOG

2017.08.07
研究開発

IoT搭載CS向上システム実証実験の準備をしました

先日「CS向上のための IoTシステムの実証実験を開始」というニュースリリースを掲載しましたが、その実証実験のためにシステムを設置にいったことをレポートしようと思います。

これは、飲食店に来られたお客様が設置されたタブレットのアンケートで不満を回答すると、ランプが光って店員に知らせるというもの。すぐに不満への対処をすることでSNSへの投稿などによる炎上を防ぎ、顧客満足につなげることが目的です。今回の実験は、実際の現場でその対処が可能かどうかなどを試すものです。

夕方、本リリースのIoTシステムを企画設計した株式会社マーケティングセンター様とともに、機材を持って市内某空飲食店に向かいました。仕込み中の店長にお声をかけて、設置を開始します。

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動作を確認する中西社員(右)とマーケティングセンター、相原様(左)。

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邪魔にならない場所にネットワーク機器を設置。接客・食事のサービスの現場なので、機器の置き場所や配線に気を使います。

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ランプは厨房に設置。マグネットで冷蔵庫にそのまま貼り付けるだけです。

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「これ光ったらなかなかドキッとするね」と店長。パトランプに怒られているような気分になるようです。

客席から厨房が見えるタイプのお店なのであまりに光るとお客様も気になってしまうかも、と気にしていましたが、実際に回してみると思ったよりギラギラ光る感じではありませんでした。気にしていればホールからもしっかり見えるので、ホールのスタッフが駆けつけることもできそうです。

設置が終わったら、店長と店員さんにランプの付け方や光った後の処理方法など使い方を説明しました。

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タブレットからステータスを変更するとランプが止まります。

「光っていても注文が立て込んでいたりスタッフが出払っていたりしていれば、すぐに対応できない状況もまれにあります。やむをえずランプの電源を切ってしまうこともあるかもしれません。」と店長から早速意見をいただきました。

そういう状況がどのくらい発生するのか、タブレットの操作の手間がどの程度負担か、などもぜひ意見を頂きたい旨お伝えしました。

iotcs006.jpg実験結果が出ましたら、またご紹介させていただきます。

松丸

筆者:松丸恵子

広報室