2019年3月20日 15:50

品質に直結!ユーザビリティテストのススメ【1】(概要と効果)

Webサイトの改善に取り組む場合、アクセスデータなどによる評価や分析を思い浮かべる方もおおいでしょう。
しかし、Webサイトを使うユーザーは感性を持つ人間です。データによる定量評価だけでなく、体験してみて気づく定性評価も非常に重要です。例えば「リンクなのか分かりにくい」「マウスオーバーの動きが不愉快」などはなかなかGoogleAnalyticsなどでは発見できない課題です。そんなときに有効なのが、人が実際にサイトやサービスを触ってみて評価する「ユーザビリティテスト」。

ユーザビリティテストイメージ

今回は、このユーザビリティテストの重要性について解説します。

ユーザビリティテストとは何か?

ユーザビリティテストとは、Webサイトの操作性やUIの操作を検証するためのテストです。
実際に、Webサイトを触ってみて、エラーが出たり不安になるようなデザイン、リンクが貼られていないかを確かめる作業です。自分がそのサービスの利用者であると想定して、目的を成し遂げることができるかどうか、分かりにくいところや不満がないかなど、テストの実施者が感じたことを中心に、そのサイトやサービスを評価します。

ユーザビリティテストイメージ

ユーザビリティテストはサービス品質に直結する

例えばサイトを作る際、手で書きながらイメージー>モックアップ(ワイヤ)ー>プロトタイプー>実装、という流れがあれば、その要所要所で実施するとよいと思います。また、操作性などで行き詰まった場合に、「どんな操作性なら使いやすいのか?」ということに立ち返ってユーザビリティテストをしてみるのも効果的です。

usability2.png全部実装してから初めてテストを実施すると、手戻りのボリュームが大きくなってしまいコストやスケジュールに影響してしまう場合があるので、ぜひもっと前の段階から組み込んでいただくとよいでしょう。このあたりは、KDLが推進している「セキュア開発」と同じですね。

例えばシェアリングエコノミーの立役者であるUBERは、アプリのUIを手書きのレベルからタクシー待ちの方に意見をもらい、徹底的にユーザビリティテストを行っていたとのこと。そして、この重要な質問。

「お金払ってでも使いたいですか?」

ユーザビリティテストは、ユーザーにとって使いやすいかどうかということもありますが、ユーザーにとって便利で必要かどうか、つまりそれ自体に価値があるかどうかということも、合わせて確認できるものなのです。

ユーザビリティテストが、今のUBERを作り上げた重要な要素のひとつであることは間違いないでしょう。

ユーザビリティテストでカバーできる範囲

ユーザビリティテストは、UXの「いい体験」のもっと手前に位置する最も基本の部分、「誰もが迷わず使える」というところのチェック項目です。

usability3.png

そもそも操作がしづらければ、どんなにいいサービスでもどんなに安くても、使いたい気持ちにはなりません。ここがないと、いい体験を提供することはできないということです。

ユーザビリティテストの効果

ユーザビリティテストを2回行うと、影響の大きい課題は50%くらいは修正されると言われています。これだけ見たら、やった方がいいということはわかると思いますが・・いろんなサービスをみていると、概ね40万円くらいかかります。費用と効果のバランスを考ええながら、回数や人数を設定していくのがいいでしょう。

具体的なテスト方法は次回でご紹介しています。

◎品質に直結!ユーザビリティテストのススメ【2】(テストの方法)

監修:飯塚友哉

デジタルビジネス本部 エクスペリエンスデザインチーム

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