神戸デジタル・ラボ(KDL)が取り組む宇宙教育プロジェクト「未来の宇宙リーダーズ」。活動開始以来5年間で、国内外20都市以上で合宿やイベントを継続的に開催し、延べ1000人以上の子どもたちに「本物に近い体験」を届けてきました。
「宇宙」という未知の領域をテーマに、子どもたちの挑戦する力や協働する力を育むこの活動は、企業や地域との共創によって拡がっています。
なぜIT企業が宇宙教育を?
IT企業である神戸デジタル・ラボが「プログラミング教室やっています」なら分かりますが、なぜ「宇宙教育」なんですか?
まずは、「今、世の中にあまりないことをやりたい」という思いがありました。子ども向けの宇宙教育はいろいろありますが、子どもたちに「知るきっかけ」を継続して届けている活動は多くありません。
将来の職業を考えるとき、知らない仕事は選択肢に入りませんよね。最近では、高校や大学に宇宙工学の専門課程ができていますが、小中学生のころから宇宙について知っているのと知らないのとでは大きな違いがあると思うんです。私たちは、子どもたちが宇宙を知る入口をつくりたいと思い活動しています。
ゆくゆくはデジタルを活用して、合宿やイベントに参加した後も継続して学べる仕組みをつくれたらと思います。
弓山 千亜紀CHIAKI YUMIYAMA
株式会社 神戸デジタル・ラボ
デジタルビジネス本部 未来の宇宙リーダーズ オーナー
RevOps Proposal Center of Excellenceオーナー/Customer Experienceオーナー兼任
2021年入社
これまでの実績を振り返ると、かなり広範囲に活動されていますよね。
北海道から沖縄、さらにはカンボジアまで、国内外さまざまな場所でイベントを実施しています。スタート時はコロナ禍の真っ只中で、参加者は身内だけの少人数でした。現在では、合宿やイベントの開催数は35回を超え、参加してくれた子どもたちは延べ1000人以上になりました。
なかには合宿やイベントにリピートで参加してくれる子どもたちもいて、「次はいつやるの?」と楽しみにしてくれるのが、私たちの大きなモチベーションになっています。
「未来の宇宙リーダーズ」のあゆみ
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まずは「仲間」になるところから
合宿では初対面の子ども同士が数日間一緒に過ごすそうですが、まず何から始めるのですか?
合宿プログラム例
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合宿では、子どもたちは4人一組のチームになって、さまざまなミッションに挑戦します。最初に必ず行うのが「チームビルディング」です。みんなで手をつないで時間内にフラフープの中を通るゲームや、新聞紙だけでどれだけ高いタワーを作れるか競うゲームなどを実施します。最近では、宇宙飛行士の選抜試験でも採用されている「白パズル(絵のない真っ白のパズル)」を、あえて言葉を使わずに身振り手振りでコミュニケーションを取りながらチームで組み立てていくワークなども取り入れています。こうした経験を通じて、まずは「仲間とコミュニケーションを取る」ことへのハードルを下げていきます。
保護者の方から心配の声などはありませんか?
「うちの子、親と離れて泊まるのが初めてなんですが……」と保護者の方はすごく心配されます。しかし、子どもたちの順応力って本当にすごいんですよ。最初は緊張や人見知りをしていても、30分もすれば仲良くなって、休憩時間にはみんなで走り回って遊んでいるぐらいです。
引っ込み思案の子もいますが、チームビルディングでのゲームに勝つために、「こうしたらいいんじゃない?」と自然と意見が飛び交うようになります。「一緒に何かをやる」ことで関係ができていくんですよね。私たちもあえて介入しすぎず、まずは子どもたちだけでの会話を促します。
テンションが上がりすぎちゃう子もいるのでは?
います。1日目の夜から「みんなで夜更かししようぜ」なんて言って、2日目の午後には電池切れになっている子もいます(笑)。
保護者の方は、どんな思いでお子さんを参加させているのでしょうか。
「学校では体験できないことをさせたい」という声が多いですね。あとは、「宇宙開発の一端に触れさせたい」という声もいただきます。
先日の合宿では、フリースクールに通っているお子さんを参加させてくれた保護者の方がいらっしゃいました。「イベントでの体験が、この子が変わるきっかけになるかもしれない」と思って応募してくださったそうです。
「正解のない」宇宙教育
合宿やイベントを行ううえで大事にしていることはありますか?
子どもたちにとって私たちは、「先生」ではありません。なぜなら私たちは何も「教えていない」からです。イベントでも、それぞれニックネームで呼んでもらっています。私は「ゆーみん」です。
教える立場(先生)になってしまうと、子どもたちは無意識に「先生が持っている正解」を探してしまいます。我々が題材としている宇宙は、正解のない分野です。大人だって失敗している。実際、民間企業の宇宙開発は、挑戦と失敗の連続です。大人の私たちも答えを持っていないんです。なので、子どもたちにも、「失敗してもいいからまずやってみよう」と伝えています。
私たちは「体験型」を重視しています。たとえばペットボトルロケットを飛ばす体験では、1回目は全然飛ばないこともありますが、その失敗を糧に2回目に挑みます。なぜ飛ばなかったのか、うまく飛んだロケットはどうなっているかを考えてもらい2回目を成功させる。ちょっとした成功体験を得て、自信をつけて帰ってもらうことを大切にしています。
未来の宇宙リーダーズのイベントを通じて宇宙が好きになり、将来、宇宙開発の現場で活躍する人が育ってくれたら、それが一番の理想です。ただ、挑戦するマインドや失敗を恐れない姿勢、人と協働する力というのは、宇宙関係の仕事に就く就かないに関係なく、社会人になったときに大事な力だと思います。そうした力を養っていってほしいという観点でプログラムを組むようにしています。
正解を教えるのではなく、考えてもらうんですね?
実際、最初子どもたちは「これってやっていいんですか?」と聞いてきます。でも私たちが決めているのは、「人に迷惑をかけない」「時間を守る」といった基本的な約束ごとだけです。それ以外の細かなルールは設けていません。
あるとき、子どもから夜に「ゆーみん、枕投げしていい?」と聞かれました。私は、「ゆーみん何て言った?『迷惑をかけない』『時間を守る』だけやんな。枕投げはダメって言った?」と返すと、「よし、みんなやるぞー!」と枕投げが始まりました。埃アレルギーの子が参加しているときは「場所を変えようね」と話します。枕投げをやっていいか、やるときは周囲に迷惑をかけない状況か、そういうことも子どもたちに「考えて」もらうんです。
合宿形式のイベントは野外炊飯のプログラムもあります。あるとき、玉ねぎの皮を剥くのにピーラーを使おうとする子がいました。日常の中であれば「危ないよ」「ピーラーはこう使うんだよ」と、やる前に教えるかもしれません。でも私たちは「手を切らないように気をつけてやってみたら?」と伝えました。
実際にやってみると、ピーラーでは玉ねぎの皮は非常に滑るし、剥きにくい。「あ、これじゃダメなんだ」と自分で気づく。その発見こそが、本当の意味での学びになるのです。
子どもたちの次なる挑戦
参加された子どもたちに変化はありますか?
「合宿から帰ってきて、息子がカレーを作ってくれた」「読む本が宇宙や科学に関するものに変わった」といった声を保護者の方から聞くことがあります。合宿を終えてからもそうした姿勢が続いてくれるのは何より嬉しいです。
プログラム中は答えがないので、自分で考えて工夫したことが形になります。学校のテストのように「バツ」をつけられることがない環境での「プチ成功体験」の積み重ねが、彼らに自信を与え、自走する力を育んでいるのだと感じています。合宿は2泊3日で行うことが多いので、3日目には子どもたちの顔つきが変わっているな、と感じますよ。
参加した子どもの中から、宇宙関係の道に進んだ子はいますか?
います。中学生のときに初めて参加してくれた男の子ですが、現在高校生ながら、火星探査ローバーを開発する学生団体「KARURA(カルラ)(*1)」に加入しました。KARURAは未来の宇宙リーダーズのイベントに協力してくれていて、彼が参加した合宿にもメンバーが来てくれていました。そこでいろいろと話をする中で、KARURAの活動に興味を持ったようです。大学生に混ざって、プロレベルのエンジニアリングを追求している彼の姿は、まさに私たちが目指す「次世代のリーダー」そのものです。
また、小学生のときに参加してくれたある女の子も「宇宙飛行士になりたい」という夢を叶えるために、自ら行動を起こしました。今年、中学1年生になった彼女は、夢のために英語力を磨くこと、そして他にもやりたいことを探すために、日本人が一人もいないイギリスの中学校へ、単独留学することを決めたそうです。お母様から「旦那の次に報告したかったのがゆーみんだった」と教えていただいたんです……。参加してくれた子どもたちの次のステップに進む姿を見られるのは本当に嬉しいですね。
*1 KARURA
アメリカと日本を拠点に、20を超える大学等から集まった学生が火星探査ローバーを開発する学生団体。
「国境を越える宇宙開発の創造」を掲げ、アメリカで毎年開催される火星探査機国際競技大会「University Rover Challenge(URC)の2024年大会に初出場。同大会での優勝を目指し活動を続ける。
「事業」としての難しさ
この活動を事業として継続していくには「収益」という視点も必要です。KDLにとって、このプロジェクトはどう位置づけられているのでしょうか。
私たちはこの活動を単なる「社会貢献」で終わらせるつもりはありません。一昨年、正式に社内の「事業」として位置づけられました。その際、会社には「3年以内に収益化する」というロードマップを提出しています。
難しさもあるのではないでしょうか?
もちろんあります。KDLとしては「未来のXを共に創る」という理念のもと、これまでの受託システム開発に留まらず、新しい事業を生み出していこう、という考えがあります。そのひとつが「未来の宇宙リーダーズ」です。メンバー全員が兼任で取り組んでおり、限られた人数や時間の中で挑戦を続けています。
将来的には、さまざまな企業と共創しながら、より多くの子どもたちが参加しやすい形を目指していきたいと考えています。たとえば、CSR活動の一環として協力いただいたり、「宇宙開発そのものには関わっていないけれど、将来社員になるかもしれない子どもたちの未来に投資したい」と考える企業さんと一緒にこの事業に取り組んだりしていきたいです。
今後の展開については、どのように考えていますか?
最近では、企業から「宇宙教育コンテンツを提供してほしい」というご相談も増えてきました。たとえば、株式会社やる気スイッチグループ様では、2023年からバイリンガル幼稚園向けのコンテンツ提供をしており、その後「宇宙」をテーマとしたSTEAM(*2)レッスンの共同開発を行いました。
従来の合宿事業だけではなく、これまで積み重ねてきたノウハウやプログラムそのものを提供していくことも、今後事業を続けていくうえでのひとつの可能性だと思っています。
*2 STEAM教育
科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Art)、数学(Mathematics)の5分野を横断的に学ぶ教育手法。AIやIoTなどの技術進展により社会が激しく変化する現代において、従来の「正解を覚える」暗記型学習から脱却し、理数系分野の学びをベースにしながら創造性を育み、実社会の課題解決に活かせる人材を育成することを目指す。
また将来的には、宇宙教育を通して生まれたつながりを、新しい事業やデジタル活用にもつなげていけたらと思っています。未来の宇宙リーダーズから生まれたアイデアや取り組みを、KDLのデジタル技術によって形にしていきたいですね。
「未来の宇宙リーダーズ」の強みは何ですか?
宇宙自体が広いテーマなので、提供するコンテンツをいくらでも拡げられるというのはひとつ強みだと思っています。これまでも「宇宙×食」や「宇宙×防災」といったテーマでイベントを実施してきました。
もうひとつは、「本物に近い体験」の提供です。たとえば、元JAXAの方や宇宙開発に携わる人たちと共に、国際宇宙ステーションではどのような研究や活動が行われているのかを学んだり、宇宙飛行士選抜試験の一部を体験できるワークショップやJAXA研究所の見学ツアーといったイベントを実施しています。
競争ではなく「共創」する宇宙業界
宇宙業界に関わってみて、何か気づいたことはありますか?
石井 伸介NOBUSUKE ISHII
株式会社 神戸デジタル・ラボ
広報アドバイザー
イベント出展などで他社さんと交流をする中で、宇宙業界はオープンで協力的な印象を受けました。IT業界は「あっちがこの機能を出したなら、うちはこれを」というコンペティティブ(競争的)な面が強いですが、宇宙業界には「この未知の領域を、みんなで協力し合おう、盛り上げよう」という空気が流れています。
それは、私たちが宇宙開発そのものを手掛けている企業ではないので、競合関係になりにくい、というのが大きいかもしれませんが。むしろ、「貴社の素晴らしい部品・製品を使って、子ども向けのイベントやりませんか?」と提案すれば、快く協力してくださる印象です。先端技術を持つ企業と教育のノウハウを持つ私たちが組むことで、そこに新しい価値を生み出せると感じています。
そうした「共創」は、どのように生まれていくのでしょうか?
昨年、株式会社minsora様と共に、小中学生向けの次世代教育プロジェクト「SoraLead(ソラリード)」を立ち上げました。minsora様との出会いは展示会でした。たまたまブースが隣同士になり、準備中に声を掛け合ったことをきっかけに交流が始まりました。
minsora様は、40年以上にわたり人工衛星やロケット、国際宇宙ステーションなど日本の宇宙開発利用に携わってきた高山久信さんが立ち上げた会社です。無償で子ども向けにイベントを提供されていましたが、従業員数が限られる中で、継続的にイベントを実施するのが難しいという課題をお持ちでした。一方、私たちは、合宿やイベント運営のノウハウは積み重ねてきましたが、宇宙開発の専門家ではありません。本物に近い宇宙体験を子どもたちに提供していくためには、実際に宇宙開発に関わってきた方々の知見が必要だと感じていました。
そうしてお話ししていく中で、「2社で新しい事業を作ってみませんか?」とKDLからご提案し、宇宙をテーマとした小中学生向け教育プロジェクト「SoraLead」がスタートしました。
プレスリリース:次世代リーダー育成プロジェクト「SoraLead(ソラリード)」始動また、展示会ではもうひとつの出会いがありました。「子どもたちにどんなことをされているんですか?」と声をかけてくださった方がいました。お話を伺うと、株式会社植松電機様(*3)が展開する教育活動「UE」のモデルロケット公認講師ライセンスをお持ちの方でした。私たちの活動に興味を持ってくださり、「今度イベントを実施する際はぜひ一緒にやりませんか?」とお声がけしたところ、「ぜひやりましょう」と快く応じてくださいました。現在は、イベント実施に向けて、具体的な計画を進めているところです。こうしたご縁が、新たな共創のきっかけになることも少なくありません。
*3 株式会社植松電機
1962年創業、北海道赤平市に本社を置く企業。リサイクル用マグネット製品の開発・製造を手掛ける一方、宇宙教育活動やロケット開発にも取り組む。
今後、どのようなパートナーと出会いたいですか?
宇宙はさまざまな分野と掛け合わせられる面白さがあると感じています。教育・食・防災・地域など、宇宙業界以外の企業さんとも一緒に取り組めることはたくさんあると思います。
具体的には、たとえば、学習塾の運営など子ども向けにビジネスを展開されている企業さん。こうした企業さんとは、特に親和性が高いと感じています。また、次世代を担う子どもたちの成長を応援したいと考えている企業さん。私たちが目指す“未来のリーダーズ”候補たちを支える、長期的な人材投資の取り組みとして共に活動してくださる企業さんとも、ぜひ連携していきたいですね。
地方でイベントを開催してくれる企業さんとも一緒に、各地で宇宙教育の機会をつくっていきたいです。私たちはコンテンツを提供できますが、全国各地の会場設営や細かな集客まではなかなか手が回りません。一方で地方には「イベントを開催できる場所や環境はあるけれど、提供するコンテンツに悩んでいる」という声が多い。このミスマッチを解消し、日本中の子どもたちに体験を届けていきたいです。
株式会社やる気スイッチグループ様
- 未来の宇宙リーダーズとの取り組み
- 「宇宙」をテーマとしたSTEAMレッスンの共同開発。地球や月、太陽系について学びながら、月面探査機の操縦体験やワークショップを通じて、子どもたちの宇宙への興味や探究心を育むプログラムを提供している。
株式会社minsora様
- 本社所在地
- 東京都千代田区
- WEBサイト
- https://www.minsora.jp/
- 会社概要
- 宇宙利用のプロモーションに関する企画・実施・コンサルティング事業、宇宙を利用するための製品やサービス等のブランディング事業など
- 未来の宇宙リーダーズとの取り組み
- 小中学生向けの次世代教育プロジェクト「SoraLead(ソラリード)」を共同で立ち上げ(2025年)。
- 子どもたちの知的好奇心と探究心を刺激しながら、変化の激しい社会を生き抜くためのリーダーシップや課題解決力を身につけることを目的に、コンテンツやイベントなどを提供。ワークショップ、1DAYイベントの他に合宿イベントも実施している。
「知識」から「実体験」へ
最後にお伺いします。「未来の宇宙リーダーズ」で子どもたちに届けたいことを教えてください。
「本物に近い体験」です。星空や宇宙について学べる場はありますが、民間企業が本気で宇宙に挑んでいる“リアル”に触れられるのは、学校でも家でも塾でもできない体験だと思います。宇宙によりのめり込みたい子はぜひ一度参加してほしいです。
この春休みに長野県の高遠で2泊3日の合宿イベントを開催しました。施設に巨大な天体望遠鏡があり、みんなで木星を見たんです。最初は施設にいた大量のてんとう虫にギャーギャー言っていた子どもたちが、望遠鏡を覗いた瞬間、虫のことなんて一言も言わなくなりました。そこには、木星の縞模様がはっきりと映り、その周りには、4つの「ガリレオ衛星」のうち3つが輝いていました。みんな「見えた!」「見えるねー!」と目を輝かせて、興奮した様子で望遠鏡を覗き込んでいました。
この経験は、彼らの中にあった宇宙が「知識」から「実体験」へと変わった瞬間だったと思います。これこそ私たちが提供したい価値そのものです。
未来の宇宙リーダーズ 活動情報
直近の活動
6月27日・7月4日の2日間にわたり、「スペース・チャレンジ・ラボ 2026 in Kobe」を開催しています。「宇宙×防災」をテーマに、地球の災害と宇宙環境を比較しながら学び、「困難な状況でも自ら考え、知恵を絞り、仲間と協力して生き抜く力」を育みます。
参加申し込みの受付は終了しました。
夏休みの特別企画も準備中
この夏には、子どもたちが楽しみながら学べるワークショップイベントへの出展を予定しています。詳細は後日ご案内します。ぜひ楽しみにお待ちください。
公式WEBサイトはこちら
KDLでは、物流・流通業界向けDXソリューションの提供を開始しました。人手不足が深刻化する物流現場において、業務の属人化解消や生産性向上を支援する複数のソリューションを展開しています。これらは、現場をより深く知るため、物流倉庫で実際の業務に従事し、その経験をもとに企画・開発しました。
中でも「目視レスチェックツール」は、日常的に行われている確認業務を効率化するソリューションです。倉庫への入荷時には、商品のタグと入荷リストの照合、ラベルに記載された品番・数量の確認など、多くの作業が目視で行われています。こうしたアナログでの確認作業は時間を要するほか、確認ミスが誤出荷につながるケースもあります。本ツールは、AI-OCRを活用して情報を読み取り・照合することで、取り違えや見落としの防止、作業時間・現場負担の軽減を支援します。
「目視レスチェックツール」のほか、デジタル人員配置ボード、kintoneによる倉庫人員シフト管理、セキュリティリスク対策などのソリューションも提供しています。詳しくは、下記サイトをご覧ください。
KDLは今後も、現場課題に寄り添ったソリューション開発を通じて、物流・流通業界の業務効率化と生産性向上に貢献してまいります。
配送センターで1週間、実際に現場業務に従事する中で、多くの業務が人の経験や工夫によって支えられていることを実感しました。確認作業や人員配置、情報共有など、小さな範囲から段階的にIT化をはじめることで、現場負担の軽減や生産性向上につながると感じています。
KDLでは、現場で得た気づきをもとに、物流・流通現場の課題解決につながるソリューションの企画・開発を進めています。より良いソリューション提供のため、現在、実証実験(PoC)のパートナー企業を募集しています。皆さまとともに、現場に寄り添った仕組みづくりを進めていきたいと考えています。
岡 達弘
神戸デジタル・ラボ
デジタルビジネス本部
Logistics Laboチーム
7月7日(火)開催「SORACOM Discovery 2026」にて、目視レスチェックツールを展示します。
ご来場の際は、ぜひKDLブースにお立ち寄りください。
脆弱性診断の内製化を支援するトレーニングを提供開始
生成AIの普及に伴い、サイバー攻撃は高度化・効率化が進み、企業には迅速なセキュリティ対応が求められています。こうした背景から、自社で脆弱性を発見・対応できる人材や体制の重要性が高まっています。
KDLは、情報セキュリティサービス「Proactive Defense」において、「脆弱性診断トレーニング」の提供を開始しました。本トレーニングでは、Webアプリケーション環境を用いたハンズオン形式の演習を通じて、脆弱性診断の基礎から実践的な診断手法、報告書作成までを学ぶことができます。企業の診断内製化やセキュアな開発体制の構築を支援します。
「SORACOM Discovery 2026」に出展
株式会社ソラコムが開催する日本最大級のIoTカンファレンス「SORACOM Discovery 2026」に出展します。
本イベントでは、AIやIoTが実際の現場でどのように活用されているのか、鉄道・物流・決済・モビリティ・ロボティクスなど幅広い業界の事例とともに紹介されます。
KDLブースでは、倉庫・製造現場の課題解決に向けた伴走支援の事例をご紹介します。現場ごとに異なる課題や運用に対し、IoTデバイス・通信・システムを組み合わせて最適な仕組みを構築するアプローチをはじめ、BLEタグやセンサーによる倉庫内の活動記録、ごみ箱・保管スペース・備品残量などの状態を遠隔から把握するレーザー測距センサー活用の取り組みを展示予定です。
