事例紹介
お客様の課題
山善様は、モノづくりを支える生産財と、快適な暮らしを提案する消費財との二つの分野を取り扱う専門商社ですが、コーポレートサイトを見ても事業形態が分かりづらいということが大きな課題でした。
また、企業・コンシューマなど様々なユーザーがサイトを訪れる中で、的確な導線が確保できていないという課題お持ちでした。
そこで、トップページは必要な情報だけに絞り、見やすいように工夫した他、山善様の事業やビジネスモデルを分かりやすく解説する「ひと目でわかる山善」というコーナーを作成するなど、必要な情報を見つけやすく、分かりやすく発信できるサイトへのリニューアルを検討されていました。
ソリューション
今回のリニューアルでは、コンセプトダイアグラム(※)手法を用いて、ユーザーの態度変容を可視化することで、それぞれのタイミングでのサイトの役割を明確にし、コンテンツ設計、導線設計を行いました。最初に関係者全員で共通認識を持ったことで、以降の打ち合わせでの認識のブレがなくなり、よりターゲットに沿ったサイト設計を行うことができました。
また、CMSの選定においては、様々なスキルセットの方でも利用しやすいことを重視し、多機能よりも汎用的に使えて、管理画面のUIがシンプルなものを選定しました。
KDLでは、前回の山善様コーポレートサイトリニューアル、およびコンシューマ商品サイト「YAMAZEN BOOK」の構築を担当、構築後もサイトの成長に対する継続的なご支援に参画させていただいております。今回のリニューアルでは、その運用保守メンバーを中心とした開発体制を組み、お客様とのコミュニケーションを密にとりながら開発を進めました。
※コンセプトダイアグラムとは、企業が望む顧客の気持ちや行動の変化と、その変化を起こすために必要な具体的な施策を図解したコミュニケーション戦略マップです。
成果
リニューアル後のアクセス数の推移は、前年比で、コーポレートサイトは約25%増、コンシューマ商品サイトである「YAMAZEN BOOK」は約40%増となっています。
法人ユーザーに対しては事業概要を改めて分かりやすく説明できたことはもちろん、「取り扱いメーカー」や「拠点一覧」といった実務的な情報にもアクセスしやすくなりました。また、個人ユーザーに対しては「YAMAZEN BOOK」への導線を分かりやすくしたことなど、ターゲットユーザーの目的に合わせてサイトや導線を明確に分けたことで、ユーザーがサイト内で迷子になることがなくなり離脱率が改善、回遊率も上がっています。
経営企画部 広報・IR室
弊社が持っていた課題に対し、解決策をご提示いただきながら進行いただき、満足のいくコーポレートサイトが完成いたしました。
デザインも刷新したことで、弊社の希望通り、重厚感のあるすっきりとした見やすいサイトになり大変満足しております。10年ぶりのリニューアルということで、弊社担当者の中でも、こだわりポイントが多々あり、時には無理難題もお願いしたのですが、その都度真摯にご対応いただいて感謝しております。
公開後はサイトの分析情報を共有してくださるので、導線の確保が本当にできているのかの確認や、新しい課題は何かなど、継続的にサイトを改善することができています。今後も、KDL様にご協力いただきながら、迅速かつ的確な情報発信を行い、より見やすく分かりやすいコーポレートサイトになるよう、更新・改善に努めてまいります。