神戸市が誇る夜景スポットの混雑状況をAIサービスに学習させ、SNSで発信

神戸市が誇る夜景スポットの混雑状況をAIサービスに学習させ、SNSで発信
神戸のIT企業と高校が地域課題を解決しながら最新技術に触れるアクティブラーニング

アプリケーションやシステムの企画・開発を手がける、株式会社神戸デジタル・ラボ(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長:永吉 一郎 以下、KDL)は今年6月より、神戸市立科学技術高等学校(校長:森田 哲司、以下、科学技術高校)の3年生徒3名が行う課題研究として、神戸の夜景スポット「掬星台」(神戸市灘区)の混雑状況を可視化し、クラウドシステムを利用し、AIの分析結果をSNSで発信するシステムを構築、10月1日より公式Twitterアカウントでの運用を開始しました。
 
また、本取り組みには神戸市や日本マイクロソフト株式会社からもご支援いただきました。

■システム開発の背景

掬星台は神戸市が誇る夜景スポットですが、毎年、摩耶山山頂の駐車場付近で大規模な渋滞が発生しており、観光地を巡る深刻な社会問題があります。本開発は、この問題に対し、地元神戸市内の高校に通う生徒が最新のAI技術を学びながら、自ら考えシステムを構築することで、地元の課題解決に向けて取り組むものです。

KDLは生徒がAIを活用しシステムの構築に携われるよう、また運用結果に対して適切な解釈・判断ができるよう、定期的に授業や開発支援を行いました。

構成図.png

■AIモデルにデータを学習させる

2021年7月~8月にかけて、道路状況と満車・空車の看板を撮影する2台のカメラを駐車場付近に設置し撮影。収集した道路の画像データを使って、Custom VisionでAIを学習させました。そのデータを同駐車場に設置したコンピュータからAIクラウドサービス(※Azure Custom Vision)とTwitterへ通信させることで、画像から物体認識等を行うことができるシステムを開発しました。

 ※Azure Custom Vision:画像から物体認識等を行うことができるAIサービス

■システムの詳細

システムの基礎はKDLで作成しましたが、実際のAI学習や「何台以上で渋滞とするか?」等の指標やアルゴリズムの作成、Tweetの文面も生徒が自ら考案したものを使用しています。

 ※Twitterアカウント:https://twitter.com/KikuseidaiJutai

■今後の方針

これまでは、生徒が学習させたAIモデルと、生徒により考案されたシステムが稼働し、twitterを通して渋滞情報を発信することで掬星台の課題の解決を目標にし、開発を進めてまいりました。

これからは動作しているシステムのアップデートに関する考え方や、なぜAIが正確に画像を判定できるのかの基礎知識についても、授業を行う予定です。


【会社概要】

 社名 : 株式会社 神戸デジタル・ラボ
 代表者 : 代表取締役社長 永吉一郎
 所在地 : 〒650-0034 兵庫県神戸市中央区京町72番地 新クレセントビル
 設立 : 1995年10月
 資本金 : 2億995万円
 従業員数 : 153名(2021年9月現在)
 URL : https://www.kdl.co.jp/

【本件に関するお問い合わせ先】

 ※取材など随時対応しますので、お気軽にお問い合わせください。
 
株式会社 神戸デジタル・ラボ
担当 :新事業創造係 角田、村岡
TEL :078-327-2280 (現在テレワーク推進中です。できるだけメールでご連絡ください)
E-mail :[email protected]


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