世界最大規模の機械学習コンペティションプラットフォーム「kaggle(カグル)」に参加、Bronzeに入賞しました!

株式会社神戸デジタル・ラボ、DI(Data Intelligence)の原口 俊樹と内定者の高木 裕仁(たかき ゆうと)は、チーム「KDL_DI」として、2021年11月23日~2022年2月15日にわたって行われた世界最大規模の機械学習コンペティションプラットフォーム「kaggle(カグル)」が開催するコンペに参加し、Bronze入賞という好成績を残しました!


本コンペのルールは、オーストラリア大陸北東岸に広がる世界最大のサンゴ礁地帯「グレートバリアリーフ」に害を及ぼしている「オニヒトデ」を画像検出するAIの精度を競うというもので、水中撮影された動画の解析を行いました。参加チーム数により入賞基準が変わる「kaggle」では、今回2,025チームが参加したため1000チーム以上が参加した場合の基準が採択され、上位10%以上がBronze入賞、上位5%がSilver入賞、上位5名+0.02%がGold入賞となります。最終結果で、チームKDL_DIは181位となり、見事Bronze入賞を果たしました。


DIでは画像やテキストデータを用いたAI構築に取り組んでおり、AI構築サービスの提供はもちろんですが、最新技術の習得も重要なミッションとしてとらえています。そこで、「二人とも仕事に対しまっすぐで、自分たちがどういうアプローチをしようと思っているかを共有できるメンバー。世界中の猛者が集まるコンペで自分の力を試し、最新のトレンドや別の参加者のノウハウなどたくさんのことを学んでほしい」(DIリーダーの山口耕平)と参加を決め、2022年1月から本コンペに参加しました。


今回参加したのは、原口は入社一年目、高木は2022年4月に新卒入社を予定している内定者(現在アルバイトとしてKDLで就労中)という若い二人です。ここで学んだ経験を生かして、これからもKDLを盛り上げてくれることと期待しています!


参加者のコメント

原口 俊樹
国内のコンペにはよく参加していたので、自分では結構力があると思っていましたが、今回世界規模のコンペに参加し実力の差を見せつけられました。
ですが、上には上がいることでまだまだ成長できるんだとも思えました。コンペ期間中に参加者同士がディスカッションできる場や、コンペ終了とともに手法を公開する場などもあり大変勉強になりました。画像AIについて高木さんにも学んでもらえたことも大きかったです。
最後まで本当に厳しいコンペでしたが、最終的に信じていたモデルで順位が上がったので嬉しいです。



高木 裕仁
大学ではAIの言葉の領域である「自然言語処理」を学んでいました。画像解析、特に物体検出という分野に触れることは初めてだったので貴重な機会になりました。
原口さんに教えていただきながら0から始められて経験を積めたと感じています。
ただ自分たちに与えられたデータの中で検証したAIの精度と、パブリックリーダーボード(全体の25%のテストデータで検証されたAIの精度)が大きく違っていることに戸惑いました。
コンペ終了後、全データで検証したAIの精度によって順位が決まるのですが、それまでの順位から74位アップし、自分たちの検証が間違っていなかったことがわかりました。この結果を残せてよかったです。