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神戸大学 「次世代DXリーダ育成プログラム」に教材提供者およびメンターとして参画
KDLは株式会社Wとともに2022年10~12月に実施される国立大学法人神戸大学の「次世代リーダ育成プログラム」に教材提供者およびメンターとして参画しています。
本プログラムは、文部科学省 令和3年度「DX等成長分野を中心とした就職・転職支援のためのリカレント教育推進事業」に採択されており、社会に不足するデジタル人材を輩出する仕組みを構築することを目的としています。
主に企業や自治体、教育機関などの各部署でデータサイエンス・AI(人工知能)の活用による価値創造および組織内DXの推進や人材育成を担うリーダ候補者を対象としたリカレント講座で、データサイエンス・AIリテラシー・プログラミング入門とDX課題解決型PBLを約3ヵ月・合計60時間で学ぶことができます。
KDLは、「DX課題解決型PBL」において、教材提供およびメンターを担当します。受講者は、ある商店街の課題に対し、データサイエンス・AI技術を用いた解決策を見つけるグループワークに取り組みます。(※PBL:Project Based Learning、課題解決型学習)
◎次世代DXリーダ育成プログラム(神戸大学 数理・データサイエンスセンター)
http://www.cmds.kobe-u.ac.jp/events/2022/2022_dx_recurrent/index.html
「DX課題解決型PBL」講座で使用されるデータの取り扱いについて
この講座では、神戸市灘区のエルナード商店街(以下、商店街)の防犯カメラおよびLife style shop SOWELU(以下、SOWELU)の防犯/マーケティングカメラの画像を用いて、講師並びに受講者が講義の中でデータ分析を行います。
商店街の防犯カメラ画像を使ったPBLでは、神戸市灘区水道筋5丁目付近の防犯カメラから、年齢・性別などの属性と姿勢・走行方向などを抽出して、事故の発生を予測します。SOWELUの防犯/マーケティングカメラを用いたPBLでは、店内に設置された6台のカメラの画像とPOSデータを用いてサービス改善するグループワークを行います。
それぞれのPBLでは、カメラ画像から顔の特徴を示すデータを抽出して、性別・年齢などを推定したデータを使います。また、推定後に速やかに元のデータを破棄します。推定したデータおよび予測結果には、個人を識別可能な情報は含みません。抽出したデータは、PBLの講師および受講者が使用して、他社への提供は行いません。また、受講者には、事前にデータの取り扱いについて指導を行います。データ保護方針に同意がとれた受講者のみが分析を行います。
◎撮影期間
・商店街:2022年11月7日 10:00~22:30
・SOWELU:2022年11月7日~2022年11月14日
◎撮影カメラ台数
・商店街:1台
・SOWELU:6台
◎画像から取得・加工・予測を予定しているデータ
・取得:顔画像を含む全身画像
・加工:人数、年齢、性別、姿勢、走行方向
・分析:防犯カメラ高度化のためのアイデアソン・ハッカソン、マーケティング施策のためのアイデアソン・ハッカソン
・予測:商店街:事故/危険行為
SOWELU:売り上げ向上につながるサービス
神戸大学、W、KDLならびに、本事業に関わる組織は、個人情報に関する法律、同法の政令や規則およびガイドラインの遵守のための基本方針を策定し、データ取得、利用、保存などを行う場合の基本的な取り扱い方法を整備しています。また、責任者が整備した取り扱い方法にしたがって、データが取り扱われていることを確認して実施しています。カメラなどを取り扱う機器の盗難防止措置、不正アクセスからの暗号化などの保護のための仕組みを導入しています。
本件に関するお問い合わせ先
株式会社W:[email protected]
(国立大学法人 神戸大学 数理・データサイエンスセンター:[email protected])