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新技術や取り組み、コラムなどを公開しています。

Mixed Reality(MR)の最新動向とKDLの取り組み
最新の情報
- 2020.01.09
- Microsoft HoloLens 2 開封の儀
- 2019.08.23
- ITACフォーラムでMRについて登壇します(9/18 大阪)
- 2019.07.05
- 「大阪・関西IoT活用推進フォーラム」に登壇します(8/1 大阪)
- 2019.05.17
- MRビジネスの今後とプロトタイピング(MR Dev Days 2日目)
KDLのMixed Realityへの取り組み
KDLでは、 MR( Mixed Reality,複合現実) 技術を活用した、生産現場の業務効率化、新ビジネスの創出支援に取り組んでいます。2018年には関西で初めてMicrosoft Mixed Reality パートナープログラム に認定されました。
※Microsoft Mixed Reality パートナープログラム・・・Mixed Reality技術を保有し、Microsoft HoloLensをはじめとするMR製品・技術を用いて、品質の高いサービス・ソリューションを提供することができる企業をマイクロソフト社が審査・認定する制度。
MR(Mixed Reality)とは?
MRとは、マイクロソフト社が提唱している技術(概念)で、「現実世界とデジタル世界を融合させる技術」と表されています。MRデバイス「Microsoft HoloLens 2」を使えば、空間や手・装着者の視線を認識し、3DCGなどで作られたオブジェクトが、遠近感をもって現実空間にあるように見せたり、見えているモノを手で動かしたりできます。
※Mixed Reality Toolkitによるサンプルアプリケーションのスクリーンショット
Microsoft HoloLensとは
Microsoft HoloLensは、マイクロソフト社が開発しているMRデバイスです。2019年に発表されたHoloLens 2 は、PCなどのほかのデバイスとの接続なしにコードレスで利用でき、主に産業向けに開発されています。ディスプレイが高精細で、且つ広い視野角を実現しているため、精度の高いグラフィックを実現できます。 Windows 10で動作しているため、OfficeなどのWindowsソフトやマイクロソフト社のクラウドサービス「Azure」とも連携できます。
MRにできること
MRは、これまで人がデジタルを活用する際に必ず必要とされていた平面のディスプレイが不要です。これは、ITの活用シーンを圧倒的に広げ、様々な業務の効率化や、新しいビジネスの創出につながります。
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営業・販促支援
大きな商品や種類が多い商品でも、営業先に持ち出すことなく、商品がそこにあるかのように見せ、触っていただくことができます。
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建築・空間デザインシミュレーション
建築物の設計段階で、MR技術で立体的に再現し、それをもとに議論したりシミュレーションできます。工事や内装のコーディネート等にも応用できます。
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医療アセスメント
例えば、患者に対する病状や治療法の説明をMRで実現することで、各患者に合わせた説明や、柔軟な表現ができます。
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MRマニュアル、作業支援
3Dによるマニュアルや作業指示を表示して作業支援をしたり、遠隔で操作指示ができます。業務効率化や品質の担保、および人手不足の解消等につながります。
開発実績
KDLでは、MRデバイスを使った様々なアプリケーションを開発しています。
開発事例・取り組み
HoloLens向け空間プレビューアプリ Creative Design X(仮称)
従来デザイナーがディスプレイ上でデザインして平面で確認していた看板やポスター、案内板などを、デザインの段階でより現実に近い空間での見え方を確認できるアプリケーションです。マイクロソフト社のMRデバイス「Microsoft HoloLens」を装着し、MR技術によって現実空間にデザインを重ね、現実に近い空間をプレビューして見ることができます。また、プレビュー空間上でフォントを自在に変更して見え方を比較し、またフォントのレコメンドを実現します。
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商品を見るだけで商品説明を多言語表示
Microsoft HoloLensを装着したユーザが商品を見ると、自転車の各種パーツの説明文章が空中に浮かんで表示され、手のジェスチャー操作によって、言語を変更したり、周囲の環境を切り替えることができます。
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MRでインテリアコーディネート空間
Microsoft HoloLensでインテリアコーディネート空間を体感できるアプリです。デバイスを装着したユーザーが、壁紙や床、ソファーなどの家具のコーディネートをMR技術によって体験できます。
KDLでは、こんなことが実現可能か相談したい、どのような事例があるか具体的に知りたい、など様々なお問い合わせを受け付けています。まずは、お気軽にご相談ください。