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「介護サプリ」初めてのユーザ会を開催しました!

2018年3月9日(金)に、KDLが提供する介護事業社向けサービス「介護サプリ」シリーズをご利用いただいている皆様と初めてのユーザ会を開催しました。既に導入いただいている事業所様を含め、現在ご検討いただいている事業所様や販売代理店の皆様にもご参加いただきました。

KDLからごあいさつ

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まずはKDL介護サプリ事業の責任者である安場(やすば)より「3年前から始まった介護サプリシリーズですが、少しずつ導入いただける事業所数も増加しています。導入いただいた皆様から機能追加についてのご要望も上がっておりますが、少しずつでも使いやすい機能を盛り込みアプリ自体も成長させていきます。」と、ごあいさつさせていただきました。

現時点では導入いただいた事業所の約半分が関西圏で、デイサービスでも利用が4割を占めるという現状や、システム障害・不具合についての報告と併せて、2018年1月より24時間監視サービスを導入したこともご報告。汎用性をもたせるために、要望をいただいたすべての機能を実装することは考えておりませんが、皆さまからお伺いした声を元に少しずつ皆さまの望まれる形にしていきたいという考えについてもお伝えしました。

グループホーム 希(のぞみ)の丘 増坪様より事例紹介

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ケア記録アプリをご利用いただいているグループホーム 希の丘様。
グループホーム(※1)という特性上、入居者の方々に掃除や食事作りなどをなるべく入居者自らがされているという希の丘様。季節ごとにお正月やバレンタインデー、ひな祭りなどのイベントを実施され、iPadで写真撮影し、SNSにアップされるなど、iPadを非常に上手にご利用されています。

往診や訪問看護の際にもiPad上で伝えることが便利、記録という作業時間が減ることで、入居者と職員が関わる時間が増えたことがよかったとうれしいお言葉をいただきました。

※1グループホームとは
介護保険制度において、認知症高齢者がユニット単位で共同住居に住み、職員とともに日常の家事を行うことで症状の進行を遅らせ、家庭介護の負担を軽くする施設

特別養護老人ホーム 聖和荘 荒谷様より事例紹介

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こちらもケア記録アプリをご利用いただいている特別養護老人ホーム聖和荘様。
アプリの導入前後のデータを用いてご紹介いただいたのですが、「アプリを導入してから施設から病院への入院者数が減っている」というお話しには参加者の皆様も興味津々の様子でした。聖和荘様では離職率が63%になった頃より職員定着を目標にさまざまな仕組みを導入されており、ケア記録アプリもその中の一つです。

投資の見返りは大きく、職員の労働時間が大幅に減少し、天気のいい日には入居者と散歩するなどこれまで時間が無くてやりたくてもできなかったことができるようになり、離職率も3%までの削減に成功されました。サービスの質を向上させるためには人材の定着が不可欠、このアプリに出会っていなかったらここまで離職率を下げることはできなかったかもしれない、とこちらもうれしいお言葉をいただきました。

事例紹介・ディスカッション

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その後、KDLより活用事例や今後の開発方針について発表させていただき、皆様から「こんなことで困っている」「こんな機能が欲しい」といったご意見を頂戴するべく、ディスカッションを行いました。

ディスカッションでは、スマートフォンの操作に慣れている世代はすぐに使うことができるが、そうでない世代や、ガラケー利用者は入力に時間がかかってしまうことがあるので、音声入力の精度が上がればありがたい、など現場の生の声を聞かせていただきました。

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ユーザ会終了後は、施設間でもさまざまなお話をしていただければと、KDLが運営する神戸・三宮の沖縄料理屋「和琉酒菜 空」で懇親会を行いました。懇親会でも有益な情報をたくさん聞かせていただき、大盛り上がりでした。

ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました!