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DXを身近に感じよう!身の回りのDX事例3選

こんにちは、エンゲージメントリードの立花です。

2018年9月、経済産業省が「DXレポート」を発表してから、あちこちで耳にするようになった”DX(デジタルトランスフォーメーション)”。

言葉は耳にしたことはあっても、「実はよく意味がわかってないんだよね」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、今回は私たちの身近あるDXについて紹介していこうと思います。

DXとは

改めて、DXについておさらいしておきましょう。

DX(Digital Transformation/デジタルトランスフォーメーション)とは、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授によって提唱された、「進化し続けるテクノロジーが人々の生活を豊かにしていく」という概念です。

とても簡単に言うと「デジタルで、より便利に快適に、よりよい生活にしていきましょう」ということです。

実は、私たちが何気なく使っているものや利用しているサービスなど、生活の中にはすでにたくさんのDX事例があります。では、具体的に私たちの生活のどんなところにDXが浸透しているのでしょうか。

身近なDX①セルフレジ 

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近年、大手コンビニやスーパーを中心に急速に普及したセルフレジ(ユーザが自ら商品バーコードのスキャンや精算を行うPOSレジシステムの相称)ですが。

バーコードのスキャンから精算までをユーザが行う「フルセルフレジ」と、バーコードのスキャンは店員が行い、精算のみユーザが行う「セミセルフレジ」があります。

みなさんも一度は使ったことがあるのではないでしょうか。

セルフレジの場合はいつでもレジがフル稼働できるため、チャンスロス(機会損失)や人員不足、人件費削減といった課題へ対処する方法のひとつとしても注目されています。

また、店員とユーザの接触が最小限になるので、感染症対策として非接触のニーズにも応えたDX事例となります。

身近なDX②フードデリバリーサービス 

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都市部を中心に広がっており、街中で自転車に乗った配達員を見かけることにも慣れてきました。

フードデリバリーサービスとは、ユーザが注文した商品を店舗で配達員が預かり、配達員がユーザ宅へ届けるといったサービスです。システム自体は昔からある「出前」と同じですが、注文方法や規模、決済方法等が異なります。

出前の場合は特定の店舗へ電話で注文することが多いのですが、フードデリバリーサービスは専用アプリもしくはWEBからの注文が多いのも特徴です。自宅や会社などをもとに、掲載されている配達対象地域の店舗の商品から選びます。

決済方法も、出前の場合は配達時に現金で支払うことが多いのに対し、フードデリバリーサービスでは専用アプリもしくはWEB上で決済が完了しますので、配達員が商品を自宅前に届ける”置き配”など、非接触での受け渡しが可能となりました。

私は出前はほとんど利用したことがありませんが、専用アプリ上で注文から決済まで完了する手軽さ、受け取りまでのスムーズさから、ついついフードデリバリーサービスは利用してしまいます。

身近なDX③タクシー配車サービス

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専用アプリを使って、指定した場所・時間にタクシーを呼ぶことができるサービスです。

今までのタクシー配車といえば、タクシー会社に電話をして希望の時間や場所を口頭で伝えていましたが、出張先や旅先などの慣れない土地では住所が分からない、場所の特徴をうまく伝えられないなど、難しいケースも多くありました。

ですがタクシー配車サービスでは、専用アプリから時間と場所を指定し、タクシー会社へ配車を依頼すると場所や混み具合によりますが、多くの場合1~2分で配車されます。時には5分もしないうちににタクシーが到着します。(すぐの配車希望でない場合は予約時間に到着します)

また、場所の指定も地図や位置情報をもとに設定できるので慣れない土地でも簡単に指定できます。

以前は、急いでいるのになかなかタクシーが捕まえられずイライラしてしまうことも多かったのですが、タクシー配車サービスを利用するようになってからはノンストレスです。

このように、数年前まではなかったようなデジタルを活用したサービスの創出により私たちの生活はどんどん便利にDXされています。

上記の3つの事例以外にもDX事例はたくさんありますので、ぜひ、みなさんも身近なDX事例を探してみてくださいね。

筆者:立花理江

エンゲージメントリード