新年のご挨拶
株式会社 神戸デジタル・ラボ
代表取締役 永吉 一郎
新年明けましておめでとうございます。
昨年は弊社初のオンラインイベントKDLDAYを多くの皆様にご覧頂きありがとうございました。
引き続き新たなテーマで展開して参りますのでご期待ください。
さて、昨年は新型コロナウイルス感染症で幕を開け、そのまま幕を下ろした感のある一年でした。その間多くの方が苦しみ、不幸にもお亡くなりになられたことは大変な悲しみです。
皆様のご冥福を祈ると共に、今も懸命に命を守っている医療関係者の皆様の献身的なご努力に感謝します。
この未曾有の危機に対応することは、実は来るべき未来に向かって準備することでもありました。
人類に大いなる試練とともに新たな経験値を与えたことは間違いありません。
移動や消費の圧倒的な減少により、最小化してしまった経済の下で事業活動を行う試練、そしてそのためにやむを得ない合理化への道。ギリギリまで削ぎ落とした無駄のない経営、それと同時に人間の能力を超えて知恵を生み出すデジタルという力。これらを最大活用することで、これまで考えもしなかった新たな力を得ることになりました。
もちろんこのままミニマム経済が続いて良いはずがありません。近いうちにワクチンが完成し世界が感染と重症化の恐怖から解放される日が来るのは間違いないでしょう。
しかし、むしろそこから本当の競争が始まると言っても過言ではないと思います。
社会が元に戻っても、テレワークを続け、事務所内の会議でもオンライン参加して会議室を削減し、社内外の手続きをオンラン化した会社は経営コストが大幅に合理化され、それを人的な投資や更なるデジタル投資に投入し、結果的に大いなる競争力を持つことは想像に難くありません。そしてそうやって培われた競争力はなかなか追いつく事ができません。
もしそれが標準になった時の新たなスタートラインがどこになるか、それを見極めながら今から準備していくことは待ったなしでしょう。
間違いなく言えるのは、今後は変化への対応力が問われる事ということです。単にスピードが速いという事ではなく、目の前の事実を正しく把握して対応を決め、リアルタイムに動けるかどうかです。そのためのアンテナやフィードバックの仕組みをデジタルで構築することがDX(デジタルトランスフォーメーション)に他なりません。
それが一気に加速した昨年、その間に私共 神戸デジタル・ラボがお客様とともに共創し経験した事を多くの皆様に提供したい、それが今年のテーマになります。
我が社も設立25年を越え、KDL WAY(企業理念)を時代に即したものに変更し、まさにニューノーマル時代の働き方と成果の出し方を打ち出しております。
広報誌にも掲載しておりますMicrosoft様と共同で開設しましたAzure Kobe Base、アシックス様・旭光電機様・コンテック様と共に設立しました関西IoTビジネス共創ラボ、LINE Technology Partner認定など、最新技術で皆様をサポートする体制も引き続き充実させて参ります。
最後に、今年から弊社広報誌「KDL NOW!Press」を装いも新たにデジタル版にてお届けいたします。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
株式会社 神戸デジタル・ラボ
代表取締役 永吉 一郎
KDL Day開催報告
新型コロナウイルスの感染拡大により、多くのイベントやセミナーが中止やオンライン化を迫られ、プライベートでもビジネスの場でも言い知れぬ閉塞感が漂っています。経済の流れは大きく変わり、多くの企業がビジネスモデルの転換や雇用環境・制度の修正を迫られています。我々は今後、コロナ以前とはまるで別の世界を生き抜いて行かなければなりません。
この一年の動向を受けてこらからの変革を考えるために、「2020年が終わろうとしている今考えたいこと」と題して、3つのテーマに絞って配信しました。
Session
KDL Business Day/業務のDX 2021年、国難を乗り越えられる業務システムの変革
<セッション概要>
コロナ禍を乗り越えるために、業務効率化やコストカットといった変⾰はどの企業にも迫る課題です。そして、「ノーコード」や「ローコード」に注⽬が集まる中、システムインテグレーションの活⽤は⼤きく変化を遂げようとしています。
セッション1では、ゲストにサイボウズ株式会社の玉田一己様を迎え、「業務システムの変⾰」について考えました。
<当日取材>
サイボウズ株式会社が、「kintone」を通じた各自治体での新型コロナウイルス感染症対策業務の効率化支援や、広告展開を理由に令和2年度、第69回 日経広告賞の「ニッポン応援2020特別賞」を受賞された話題で始まった本セッション。同社のコロナ禍におけるテレワークの重要性を訴求するテレビCM「がんばるな、ニッポン。」は、心に刺さった方も多いのではないでしょうか。
業務システムの変革は急務の課題であり、まさに今取り組んでいらっしゃる企業も多いと思います。
サイボウズ・玉田様からは、現状や具体的な事例を交えてサービスをご紹介いただき、つづいてKDL柏原から、コロナ禍による経営を取り巻く環境の変化や、今後どのようなことをしていかなければならないのか、それを踏まえたKDLの取り組みなどをご紹介、さらに玉田様と共にDX実現に向けた課題についても討論しました。
※リンクをクリックするとYouTubeが自動再生され音が流れます。ご注意ください。
サイボウズ 株式会社玉田 一己 様
KDL 執行役員柏原 健
Session
KDL Social Evening/大規模プロモーションのDX
プロモーション・イベントの大ピンチを
デジタル活用でどう切り抜けるか
<セッション概要>
コロナ禍により、リアルイベントや展⽰会を開催できず、各種プロモーション・イベントは⼤打撃を受けました。しかし、オンラインイベントのあり方は日を追うごとに進化しています。
セッション2では、2020年9⽉〜12⽉に開催されたオンラインイベント「加東市『⼭⽥錦』乾杯まつり2020」のプランナーである株式会社ラジオ関⻄の⻘⽊達也様をゲストに迎え、これからの参加型イベントの可能性を考えました。
<当日取材>
開催8年目の今年、初めてのオンライン開催となった「加東市『山田錦』乾杯まつり2020」について、イベントプランナーであるラジオ関西・青木様と、同イベントサイト構築プロジェクトのPMを務めたKDL中戸が振り返りました。
青木様からは、「打合せが横文字ばかりで分かりにくかった」「リアル開催とオンライン開催では、準備にかかる時間軸の違いすぎる」といったご指摘もいただきつつ、オンライン開催に至るまでの経緯や、オンライン化する上での課題などをお話しいただきました。また、オンラインは、イベントの長期化が簡単、当日来場できない遠方の方にも楽しんでもらえるといったメリットも多く、今後はリアルとオンラインの融合を目指したいとのプランについてもお聞かせいただきました。
イベントのオンライン化は多くの企業や団体が取り組む課題ですが、実際にリアルイベントをオンライン化した今回の事例の課題と成果は、イベンターやプランナーにとっても参考になるセッションとなったのではないでしょうか。
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株式会社 ラジオ関西青木 達也 様
KDLデジタルビジネス本部中戸 俊希
「加東市『山田錦』乾杯まつり2020」
- 開催期間:
- 2020年9月22日~12月21日
- 運営:
- 株式会社 ラジオ関西
- イベントサイト:
Session
KDL Tech Night/アフター5企画 DX技術トークショー
U30若手エンジニアがビアバッシュで本音を語る!
デジタルネイティブに学ぶ戦略
<セッション概要>
リモートワーク活⽤に若⼿⽬線は⾜りているか?そもそもクラウド・AI活⽤はベストなの?U30エンジニアが考える10年後のDXとは!?
KDL新進気鋭のU30エンジニア金谷(8年目)、堀尾(6年目)、⾓⽥(1年目)が、40代おじさん代表の村岡をめった切りにする(される?)セッション3。普段は⾔えない若⼿のホンネ・ホンキが未来を変える光となるのでしょうか。デジタルネイティブ世代の考えに触れるKDL TECH NIGHTは、ドリンクを⽚⼿にアフター5企画としてお送りしました。
<当日取材>
「乾杯!」の声から始まったセッション3ですが、最初から若手の「今日は言いたいことを言ってやる」オーラがすさまじく、まさにアフター5企画にぴったりのテンションでお届けしました。ご視聴いただいた皆様、一緒に飲みながら楽しんでいただけましたでしょうか?
KDL DAY実行委員でもある堀尾が放った「DX後の世界が僕たちにとっては当たり前。DXはおじさん世代が感じることなんです!」の名言には、KDLおじさん世代代表の村岡も「なんかすみません・・」と恐縮。U30世代には頷ける、おじさん世代以降の方には少しヒヤッとする場面もあったかと思われます・・。
ちなみに村岡が持ち込んだビールは、スーパーではなく百貨店で手に入れたちょっといい地ビールだったのだとか。いつも頑張っている若手への労いの気持ちは果たして届いたのでしょうか?若者よ、おじさん世代もがんばってるんですよ!笑
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KDL 新事業創造係 MR班長堀尾 風仁
KDL 新事業創造係 MR班角田 俊
KDL 執行役員
バスタイムフィッシュ 代表村岡 正和
デジタルビジネス本部
Engagement Lead所属
LINE API Expert金谷 拓哉
KDL Dayを終えて
テーマを絞ったオンラインセミナーはこれまでも開催してまいりましたが、複数のセッションで構成されるオンライン配信イベントを企画・開催するのは今回が初の試みでした。
配信、音響、照明などをすべてKDL社員が担当し、準備から本番に至るまで想定外のことも多々ありましたが、のべ600名を超える皆様にご覧いただき、無事に終了することができました。
ご視聴いただいた皆様ありがとうございました。何か一つでも、明日からの皆様の生活やお仕事にお役立ていただけることをお届けできておりましたら幸いです。
メイキングをKDLブログでもご紹介していますので、ぜひそちらもご覧ください!
今後も様々なテーマでオンラインイベントを配信予定です。
ご期待ください!
KDL News
Azure Kobe Base
オープン
Azure Base は、日本マイクロソフト社が提供するクラウドプラットフォーム Microsoft Azureを活用し、ニューノーマル時代の新しい働き方やデジタルトランスフォーメーションを実現するための新しい取り組みです。
様々な情報を提供する発信基地として、またハッカソンなどのイベントやソリューションをお客様にご紹介するセミナー会場として全国に展開され、その地方拠点である「Azure KobeBase」が、KDL本社セミナールームにオープンしました。
「Azure Kobe Base」では、当面の間はオンラインを中心に以下のような活動を行う予定です。
- Azure 活用事例紹介セミナー (KDL / MS 共催)
- Azure Kobe Base を配信拠点とした 開発者向け動画配信 (YouTube)
- Microsoft Experts を招待した技術勉強会 (Azure Tech Lab, HoloLens ミートアップなど)
- 他 Azure Base との合同勉強会
関西IoTビジネス共創ラボ
設立
2020年10月、株式会社アシックス、旭光電機株式会社、株式会社コンテックとともに、 IoTビジネスの創造と活性化を推進するコミュニティ「関西IoTビジネス共創ラボ」を設立しました。
関西IoTビジネス共創ラボは、 IoT /ビッグデータ領域のエキスパートが集まり Microsoft Azure をプラットフォームとする IoTプロジェクトの共同検証を通じてノウハウを共有するコミュニティ 「IoTビジネス共創ラボ」の地域グループで、西日本エリアでは初の拠点となります。
「IoTビジネスを活性化させたい」という思いに共感し、関西のIoTを活性化させるべく発足を決めました。「西日本エリアIoT活用の活性化」、「地域課題の解決・企業価値の創造」、「勉強会セミナー」、「IoTビジネス化のため積極的な共創」を目指し、日本マイクロソフト社の協力のもと、関西を中心とした様々な参画企業・団体とともに活動して参ります。
LINE公式「Technology Partner」認定
LINE株式会社が提供する認定プログラム「LINE Biz Partner Program」において「Technology Partner/コミュニケーション」に認定されました。
「Technology Partner/コミュニケーション」は、LINEが提供する広告商品・アカウントサービスの導入において、高い信頼性を持つと認定されるパートナーのうち、LINE公式アカウントを中心軸としたAPI関連サービスと連携し、サービスを提供するパートナーです。
KDLはこの度の認定を受け、 LINEが提供する技術をより一層活用し、お客様とともに次世代のCX(=Customer Experience /顧客体験)実現に向けて取り組んでまいります。LINE公式アカウントやLINE APIの活用、LINEミニアプリの開発はもちろん、UI/UXデザイン設計、既存システムとの連携といった複雑なご要望まで、システム開発で培ったSIerとしての豊富な知見や技術力を活かし、様々な業種・業界のお客様向けに目的に合わせたソリューションをご提案・ご提供します。
神戸牛の老舗「森谷商店」の神戸牛カタログギフト
北野坂コース(2万円)
1名様
応募締め切り:2021年1月20日(水)今年のKDL NOW! Pressお年玉企画は、干支の「丑」にちなんで神戸牛カタログギフトをプレゼント!
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