KDL BLOG
こんにちは！KDL広報室の大野です！
本日は最近社内で始まったPoC（※）についてご紹介します！
KDLオフィスには半個室の会議スペース（写真）がありますが、予約制ではなく、空いていれば誰でも使えるスペースです。ハイブリッド勤務のためテレワーク勤務の社員も多く、どうしてもオンライン会議が多くなりがちなKDL。
そのため、この会議スペースの利用率も高いのですが、見に行かないと使用中なのかどうかが分からないため、会議スペースに行ったもののどこも空いていなくてあわてて場所を探している社員も多いです。そんな社員のために「半個室の会議スペース」の利用状況を旗で知らせるシステムをDIチームが企画し、PoCが始まりました。このブログでは詳細をご紹介します！
※PoC：Proof of Concept（概念実証）。新しいアイデアやコンセプト実現の可能性や、実現によって得られる効果などについて検証すること。
DIチームとは？
DIはData Intelligenceの略で、一言でご紹介するとAIを使った画像認識やデータ分析、テキスト分析などに取り組むチームです。
通常業務のほかにも、世界最大規模の機械学習コンペティションプラットホーム「Kaggle」上で開催されるコンペでブロンズ入賞し、国内最大のAI・データ分析コンペティションサイト「SIGNATE」で開催されたコンペでもシルバー入賞を果たすなど、画像認識AIの技術を深める活動にも参加しています。
その様子は、DI独自で配信するブログ「神戸のデータ活用塾！KDL Data Blog」でもご紹介しておりますので、ご興味のある方はぜひご一読ください！
PoCはこうやって進んでいく
一生懸命、段ボールを切って、カメラの角度を調整して、旗も自作です。カメラが落ちるのを防ぐために段ボールを丸めて落下防止器具を取り付けます。
- 空いていたら旗が上がる方がいいか？使っていたら旗が上がる方がいいか？
- 旗の色は赤だったら使用中に見えるから色を変えてみるか？
など、やってみて初めて湧いてくる疑問を一つ一つクリアしながら作っていきます。出社している社員も興味津々です。担当している原口さんは「ここだけ見たらIT企業じゃないですね・・」と言いながら作業を進めていきます。
やってみてどうだったか？
本当にIT企業なの？というお声をいただきそうなブログですが、何でも最初は「まず作ってみる」「使えるものなのか実験してみる」「まずあるものでやってみる」という気持ちが大事です。
現にDIチームは製造業のお客さま向けに画像認識AIのPoC制作をサービスとして提供しています。毎日一定時間がかかる確認作業を自動化するためのものや、センサーが異常を検知した時に知らせるアラームなど、自動化できる部分はたくさんあります。
みなさまも「この作業自動化できる？」というようなお悩みがありましたらぜひお問い合わせください。
ちなみに、KDLでPoCが始まった「半個室の会議スペース」の利用状況を旗で知らせるシステム「個室スペースの空き検出」は、社員に好評ならもう一カ所のスペースにも導入されるようです！
お知らせ：外観検査AIを制作した動画を公開
DIチームでは、経済産業省様より公開されているAI導入ガイドブックに従って実際に外観検査AIを制作した動画を公開。製造業者様に使っていただけることを想定し制作しました。ソフトウェアの設定や動画内で使用したプログラムも公開しておりますので、ぜひ参考にしていただけますと幸いです。
お知らせ：プログラムを公開
DIチームでは、今回公開した半個室の会議スペースで使用したプログラムを以下のブログで公開しています。
必要な道具と、このプログラムがあれば作っていただけるシステムです。ぜひお試しください。
