KDL BLOG
2023.10.05
神戸のデータ活用塾
【オフィス人数の遠隔取得①】ソラカメ™とYOLOv8使ってみた編
こんにちは! DataIntelligenceチームの福岡です。
この連載では、以下の要領でオフィスにいる人数の遠隔自動取得に挑戦します!
- 1.オフィスの様子を設置したカメラで撮影&ダウンロード
- 2.画像から人だけを検出。人数をカウント
- 3.上記を自動で定期的に実行する
- 4.他サービスと連携して結果をリアルタイムに反映する
連載第一回目となる今回は、クラウドカメラサービス『ソラカメ』と物体検出モデルYOLOv8を使って、1と2を実装します。
取り組みの背景
弊社はハイブリッド勤務を採用しており、社員はリモートワークか出社を自由に選択できます。 そのため、午前中に在宅勤務やお客様のところに訪問して、午後から出社している社員もいます。
人が少ない方が集中できる!という方もいれば、大勢いるときに出社したい方もいます。ハイブリッド勤務になったことで、いつ誰が出社しているか把握するための出社管理システムが導入されました。 ですが、申請し忘れてしまうこともしばしば...
なので、自動で人数をカウントできるシステムがあったらな~と思ったのが、今回の実験のモチベーションです!
作業の流れ
作業は次のような流れです。
- 1.ソラカメ(後述)を設置
- 2.ソラカメから指定した時間の画像を取得
- 3.画像に写っている人を検出・カウント
順にみていきましょう。
1. ソラカメを設置
ソラカメはソラコム社が提供するクラウドカメラサービスです。インターネットと電源につないでポンと置くだけで24時間のクラウド録画ができます。
クラウド保存期間や料金は下記をご覧ください。
Soracom Cloud Camera Services ソラカメ – IoT プラットフォーム SORACOM
ソラカメは各種APIを提供しているため、他システムとの連携も可能です。 今回は、「指定した時刻の録画画像を取得する」処理に関連するAPIを利用します。
早速設置します。 オフィスの出社人数をカウントしたいので、全体が写るようにいい感じに設置します。
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