カントー大学と国際産学連携 IoTによる第1次産業向けの生産管理基盤を研究

神戸デジタル・ラボ、ベトナム・カントー大学と国際産学連携
IoTによる第1次産業向けの生産管理基盤を研究

株式会社神戸デジタル・ラボ(本社:兵庫県神戸市中央区、代表取締役社長:永吉 一郎、以下 KDL)と、ベトナムのカントー大学(Can Tho University、ベトナム・カントー、Rector:Ha Thanh Toan、以下CTU)は、2017年2月28日、学術交流や協力の促進を目的として提携における覚書の調印式を行いました。

この提携は、KDLとCTUが社員と教職員の交流など、これまで行ってきた活動の促進と協力を図り、主に第1次産業向けの共同研究プロジェクトの組織化を行うものです。シンポジウムや会議などの共同運営といった相互の同意で開催する活動を推進します。

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■提携の背景

従事者が 減少傾向にある第1次産業ですが、近年では、例えば遠隔操作による農作物の生育環境の集約管理、栽培計画や収益の管理による経営支援など、ITの活用による生産効率の向上が注目を浴びています。今後TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)など第1次産業を取り巻く環境は非常に厳しくなることが予想されるため、IoTの活用による品質管理、生産効率のさらなる向上が必要になると考えられます。KDLではこれらの課題への対応も踏まえ、2016年4月よりIoT班を立ち上げ、IoT技術の活用に関する研究開発とサービスを推進して参りました。
一方、CTUはメコンデルタ地域(メコン川とその支流を中心とした世界有数の稲作地帯)にあり、その地域特性を生かして第1次産業向けIT技術の研究が古くから活発に行われてきました。本提携により、第1次産業向けにCTUが研究を進める画像処理技術や地質・水質管理技術などを活かした「第1次産業向けIoTによる生産管理基盤の研究開発」を進めてまいります。

■今後の取り組み

今後、以下のスケジュールで研究開発を進めてまいります。
~2017年9月 CTU研究成果を用いて日本の第1次産業における固有課題の基礎検証
~2018年3月 第1次産業向けIoTによる生産管理基盤のコンセプトモデルの共同開発
2018年4月~ 第1次産業向けIoTによる生産管理基盤の日本国内での実証実験

【本件に関するお問い合わせ先】

※取材など随時対応しますので、お気軽にお問い合わせください。
株式会社 神戸デジタル・ラボ
担当 :先端技術開発部 山口和泰(やまぐちかずひろ)


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