スマスイにペンギン型AI解説システムを再展示

マゼランペンギン型AI解説システムがパワーアップして再登場!
『ペンギンの疑問なんでもBOX―アルゼンチンからお答えします―』

株式会社神戸デジタル・ラボ(兵庫県神戸市中央区、代表取締役:永吉一郎、以下KDL)と神戸市立須磨海浜水族園(兵庫県神戸市須磨区、以下 須磨海浜水族園)は、今年5月から6月にかけて須磨海浜水族園で試験運用した「マゼランペンギン型解説システム」を夏休み限定企画で再展示いたします。

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<前回の仕様(左)、子どもたちに大人気だった様子(右)>

本システムは、来園者が発話した質問に対してAIで自動的に回答するもので、2羽のマゼランペンギンのぬいぐるみ「アレハンドロ」と「アンジェリーナ」が自動的に音声で返答します。
今回は、試験運用中に出た課題改善を踏まえ、ペンギンの自然な生態への質問を引き出しやすく、また回答がイメージしやすいよう展示方法を変えてパワーアップしています。

展示概要

「ペンギンの疑問なんでもBOX~アルゼンチンからお答えします~」

期間:2019年7月27日(土)~9月1日(日)まで(予定)
場所:須磨海浜水族園 ペンギン館内

コンセプト

aipengin_renew003.png今回の展示のコンセプトは、「アルゼンチンにいるマゼランペンギンに直接聞いてみよう」。試験運用中、須磨海浜水族園で解説を担当していた「アレハンドロ」と「アンジェリーナ」が、試験運用を終えてマゼランペンギンの生息地であるアルゼンチンに帰国。夏休みに訪れる子どもたちのために、地球の裏側のアルゼンチンまでつながる専用の通信装置を通して、現地から質問に答えてくれるという設定です。

システムの概要

来園者が、伝声管を模した通信装置のマイクに向かって音声で質問をすると、質問に対してどちらかが自動的に回答します。質問は、2016年から2018年にペンギン館に設置していた質問箱にこれまで寄せられた質問と、飼育員の回答のデータベースを活用。小学生程度を想定した100種類以上の質問に対応しており、ペンギンの生息地や生態などについて真面目で楽しい回答を提供します。
今年5月から6月に試験運用した期間で、さらに来園者の質問ログに応じてアップデートしています。

試験運用からのアップデート

aipengin_renew002.png試験運用では、質問と回答のアップデートに加えて、質問が発話されない場合に促す呼びかけを加えたり、羽ばたきやダンスで注意を促すなど改善を重ねて参りました。しかし、周辺の反響音や人の声などによる音声認識の問題や、質問内容の広がりなどの面の課題も出て参りました。

これらの課題に対して、今回の展示では、集音しやすいようにメガホンに向かって発話する形式とし、より生態に興味・疑問を持ってもらえるよう、マゼランペンギンが自然で生きる様子を背景に展示して、質問を促すなどの工夫を加えています。ぜひご来園ください!

試験運用から再展示に向けた詳細な記事を以下でご紹介しています。

◎音声UIのビジネス活用に向けた課題と進め方(KDLブログ)

須磨海浜水族園

〒654-0049 兵庫県神戸市須磨区 若宮町1-3-5
電話:078-731-7301/5020

本件に関するお問い合わせ先

株式会社 神戸デジタル・ラボ 
担当:中西(なかにし)、金谷(かなたに)
TEL :078-327-2280  E-mail :[email protected]

神戸市立須磨海浜水族園
担当:玉城、棟近
TEL :078-731-7301 FAX:078-733-6333