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コンテンツマーケティングとは?広告との違いは?基礎知識を解説
「コンテンツマーケティング」という言葉は、マーケティングやWebサイトの運営担当者であれば聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。しかし、言葉は知っていても、具体的に何をするのかをよく知らないという方も多いようです。今回は、コンテンツマーケティングの基本的な考え方について解説します。
基本はいいから早く実践!という方はこちらへどうぞ。
コンテンツマーケティングとは
コンテンツマーケティングとは、ターゲットに有益な情報をWebサイトに掲載することでWebサイトに呼び込み、問い合わせや購買につなげるマーケティング施策のことです。コンテンツによって顧客接点を最適化し、コンテンツによって認知から購買までユーザーが価値を感じ続けられることを目指します。
コンテンツマーケティングと広告の違い
ひと昔前までは、「マーケティング」と言えば、広告を中心とした施策が多かったようです。今でも、テレビやチラシなどは普段目にする機会も多く、スマホでニュース記事を見ているだけで広告がたくさん表示されます。しかし、見かけることが多いがゆえに、ユーザーに耐性がついてきました。知ってもらおう、買ってもらおう、と企業から一方的に広告しても、迷惑に感じたり警戒されてしまうなど逆効果をもたらすこともあります。
これに対してコンテンツマーケティングの場合は、企業が有益な情報を公開して、それを知りたいユーザーが見つけにくる、ということを実現します。インターネットの普及によって、ユーザーは自分で必要な情報を検索サイトなどで探すようになりました。ユーザーから能動的にコンテンツに接触してユーザーの「知りたい」を解決することができれば、信頼を得ることができるということで、近年注目を浴びています。
ユーザーに接触してもらえるように、ユーザーの「検索意図」に合わせたコンテンツを作るのが、コンテンツマーケティングの基本的な考え方ということですね。
ユーザーの検索意図って?
では、ユーザーの検索意図とはなんでしょうか?
例えば、KDLの本社(住所:神戸市中央区)でGoogleで「神戸 気温」で検索してみましょう。
今の気温や天気予報が出てきます。そして、その下には体感温度指数や時間ごとの天気などが検索結果一覧として続きます。
では、「ニューヨーク 気温」ではどうでしょうか。
神戸と同じく気温や天気予報が出ましたが、その下には、25日間の天気や、服装ナビなどが出てきます。なぜ「神戸 気温」のときと異なるのでしょうか?
おそらく、神戸の位置から日本語で「神戸 気温」と検索すれば、神戸にいる日本人が気温や天気を知りたくて検索したと解釈され、神戸の気温と天気予報が出るのでしょう。一方、神戸の位置から日本語で「ニューヨーク 気温」と検索する人は、ニューヨークの気温が知りたいのではなくて旅行や出張にいくから検索している、と判断されているのではないでしょうか。
では、「南極 気温」ではどうでしょう。
現在の気温や天気予報は出てきませんでした。代わりに、最低気温や気候が上位に出ています。「南極 気温」と調べる人は、知識や情報として知りたくて検索した、と判断されているようです。
このように、同じような「地域 気温」という検索結果でも、異なる結果が出てくるのは、検索エンジンがユーザーが何を探しているか、つまり「検索意図」をくみ取って、欲しい情報を適切に与えられるように検索結果が表示されているためです。
Google先生おそるべし。
まとめ
ということで、コンテンツマーケティングの基本的な考え方は、検索意図にあうコンテンツを検索結果の上位に掲載させることで、ユーザーに見つけてもらいやすくする、ということですね。ターゲットが検索するであろうキーワードの検索意図を読み取り、その検索意図に適合する良質なコンテンツを作っていくのが実際の作業ということになります。
次のブログでは、実際のコンテンツマーケティングの実践方法について解説しています。
KDLではWebサイト最適化支援サービスで、コンテンツマーケティングの支援も行っています!
監修:立花 理江
デジタルビジネス本部 エクスペリエンスデザインチーム
筆者:松丸恵子
広報室