2019年10月25日 09:30

kintoneでバーコード読み取り機能つきの図書貸出アプリを作ってみた

KDLでは、社内の一部の図書の貸し出しをしています。その貸し出しが管理できるアプリを、サイボウズさんが提供するkintoneで作ってみましたのでご紹介します。

図書部(?)の松丸です。

ある日、KDL代表の永吉さんが「図書の貸し出しをしたいからなんか考えて」とデスクに本をドサッと持ってきました。以来、図書部を立ち上げ(ぼっち)、社内の図書の管理をしています。

図書アプリ製作の背景

さて貸出するのはいいけど管理どうしよう。本棚において「どうぞ自由に借りてください」だと無法地帯になるので、本棚を確保してkintoneで貸し借りの管理システムを作ってみました。当初は一覧で本が見られて、貸出・返却した方が「貸し出し状態」のフィールドを更新するという単純なものでした。

1冊ずつ手作業で本を登録していきました。本を選ぶのにレビューが気になると思うので、Amazonのリンクを入れています。

book_kintone002.png

借りたい人は、レコードを開いてステータスを「貸し出し中」に変更し、返したら戻す。返却期間は2週間以内、2週間経っても状態が戻らなければ、借りた本人にメールで通知されます。レビューはコメント欄に。

アプリを作成した当初は、モクモクと1日10冊ずつ図書の本を手動で登録していましたが、デスクに大量に平積みされている図書の登録が終わると、また次の本がどさっと置かれている。。うぅぅ、登録はまずまず地道な作業。

「IT企業なのに何をしてるのだ自分。こんなのISBNコードでAPIで自動取得できたりするんじゃないだろか?どうせなら楽しんで、勉強がてらいろいろいじって超絶便利な図書管理アプリを目指してみようじゃないか。」

というわけで、機能開発を手伝ってくださるエンジニアを募集してみたところ、デジタルビジネス本部の鈴木さんが、めっちゃ便利にアップデートしてくれました。

図書アプリ機能紹介

いろいろと機能がありますが、主な機能をご紹介します!

ISBNコードで楽々登録

まずは、当初真っ先に「これがしたいんです!図書登録が大変なんです!」と懇願していた、ISBNをキーから図書データを取得する機能。
レコードを追加するときにISBNコードを入力すると・・

book_kintone005.png

APIで情報を取得してフィールドに情報が入ります(ちなみにこの「IoTクライシス」という本、KDLで取材いただいた内容も入っています)。

ここではGoogle Books APIsOpenDBを併用して、出来るだけ漏れなく情報が取得できるように工夫しているそうです。こんな風に、便利なデータを誰でも使えるように公開してくださっているAPI事業者の方々にも、頭が下がります。

kintone_book8.jpg

ちなみに、Amazonリンクは、取得したリンクURLをAmazonに一度問合せし、存在しているページかどうかをチェックしているそうです。クリックしてもページがなかった、というのを防ぐ細やかな気配り。

これ最初みたとき感激しました!!!だってそれまで、1冊ずつ本をWeb検索して、タイトルと発行日、Amazonリンクをコピペで入力していたんです(泣)。作業量は数十分の一です。めっちゃ便利!もうぼっちじゃない!

表紙のデザインを見て借りられる

ここからは、ユーザーに便利な機能のご紹介。

APIで取得した本のカバー画像を一覧画面に表示させ、装丁のデザインを見ながら選べるようになっています。貸出状況を一覧に表示させたり、オンマウスで本の概要を見られるようにしているところは、CSSで実装しています。本を選ぶのに表紙デザインは絶対見たい。

book_kintone007.png

右下にいるこの子は、KDLが提供する「情報検索プラグイン」の装飾バージョン。「なんですかこのイルカ?」って社内から何度も聞かれたけど、これはサメです。気になっているキーワードで本を検索できて便利。

book_kintone008.png

並び順のソートもボタンひとつです。

book_kintone12.png

一覧画面をカスタマイズしたり、ソートボタンを追加したり、私も勉強がてらいじってみました。楽しい。ちなみに一番右のシマシマアイコンは、後でご紹介するバーコード読み取りのボタンです。

ユーザの貸し出し登録もワンボタンに

「レコードを開かずに借りれたらいいですよね」と鈴木さんがサクッとつけてくれた、「借りる」「返す」ボタン。その発想はなかった。kintoneってレコードを編集するボタンを押して使うものと思ってたよ。

book_kintone009.png

「編集ボタンを押す」→「ドロップダウンを変更する」→「保存ボタンを押す」というのが、1ボタンになりました。ステップが1/3になったってすごいですよね。

え、ちょっと待って、音読ボタンがついてる。

book_kintone010.png昨日はついてなかった気が・・(驚)。押したら概要を読み上げてくれました。

バーコードリーダーで借りられる!

鈴木さん「カメラでバーコード読み取り作ろうかなw」
松丸「まじすか。できるんですかそんなこと」

で、気づいたらバーコード機能が付いていました。。本棚で本を選んだら、バーコード読み取りボタンを押して、カメラで読み込みます。該当する本のレコードが開くので「借りる」ボタンを押すだけ。

楽だし楽しい。ダブル楽だよみなさん!

まとめ

「図書の管理」という一見地味な作業ですが、どうせなら自分も楽しんで管理したい、発想を広げてみたい、そして自分も少し勉強させてもらいたい、という気持ちで取り組み始めた図書管理アプリ。自分で機能を考えてみたり、デザインをいじってみたり、エンジニアさんの書いたコードを見て勉強させてもらったりで実りある活動になっています。

「使いやすさ」や「シーン」、視覚や音声などの「要素」を考えたり、いろんな視点から機能開発していくのは楽しいものですね。kintoneは、非エンジニアでもGUIできることが多く、簡単なJavaScriptやCSSを勉強するのにもちょうどいいと思います。

そして何よりも、自分が図書管理をし始めた当初からの管理の業務効率やユーザの使いやすさが期待以上すぎて、ITの真価を肌で感じます。ITの社会への貢献を思わずにいられません。検証機や備品の貸し出しとか、いろいろ応用できそうだなーと妄想も広がります。

次は利用者を増やすための工夫を考案中。貸し出し登録をしたら、社長のアイコンのteamsアカウントからめっちゃ褒めるメッセージが来たら、リピーターが増え・・・るわけないか・・・。むしろ、間違い探しをクリアしないと借りられないとかハードル上げてみるとか。

真面目なこともバカバカしいことも考えながら、アップデートしていきたいと思います。

KDLの皆さん、本借りてみてくださいねー!

松丸

筆者:松丸恵子

カスタマーサクセス

本件に関するお問い合わせ

フォーム・お電話で、お気軽にお問い合わせください。

お電話でのお問い合わせ:078-327-2280

ページの先頭に戻る