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ブランディングに重要なロゴについてデジタル・コラボレーションを踏まえて考える
こんにちは。
UI/UXデザイナーの近藤です。
前回はなぜか草刈りについてご紹介させていただきましたが、今回はデザイナーらしく、日々のデザイン業務で感じたことを赤裸々に書かせていただきます。
ブランディングに重要な「ロゴ」について、KDLのデジタル・コラボレーション(DC)を踏まえて考えたことをお伝えします。
ロゴって何?

一般に「ロゴ」とひとまとめにされることが多いですが、実際にはロゴタイプ、シンボルマーク、ロゴマークとして分けて考えることができます。
ロゴマーク(以下、文中ではロゴ)は、シンボルマークとロゴタイプを組み合わせたもので、企業サイトやサービスサイト、アプリにも使われているので、何らかのデバイスを使っていれば目にしない日はないくらいだと思います。
また、ロゴと言われてすぐ思い浮かぶものもいくつかあるくらい、覚えやすいものが多く、会社や製品、サービス、規格など、ロゴはあらゆるものに使用され、それを見ることで理念や内容、品質などを伝えることのできるコミュニケーションツールとして機能しています。
引用元:ロゴストック
このように重要な役割を持つロゴですが、新規サービス立ち上げのデザインを担当しているときに、困った問題に直面することがあります。
よくある困った問題とは
新規サービスのアプリやサイトの制作をする際は、ロゴがまだ決まっていないなどの理由で、ロゴを提供いただく前にデザイン制作を進めなければならないことがあります。
ロゴをお客様にご用意いただくことはもちろんかまわないのですが、ロゴ無しでデザイン制作を進めていると、ロゴを提供いただいた際に「思ったんと違う!」という衝撃が走ることがあります。
そのようなときに、具体的に困ることは以下の2点です。
- 制作済みデザインとロゴの色合いがまったく合わない
- 制作済みデザインのイメージとロゴのイメージが合わない
なぜこのようなことが起こるのか、を少し考えてみたいと思います。
認識のズレはなぜ起こるのか?

前述のように、アプリのデザインができあがってからロゴを考えるお客さまは多いですが、ロゴとアプリのデザインを合わせて考えたり、またはロゴのデザインを先に考えるお客さまは意外にも多くないように感じます。これはおそらく、アプリのデザインを発注する段階で、サービスのブランディングイメージや、サービスを通じて提供したいことを検討しきれていないからではないでしょうか。
ロゴを考えるときにはじめて「サービスに込めた想い」を考え始めるため、アプリのデザインとイメージのずれが生じてしまうのだと思います。
ロゴはブランディングの顔であり、コミュニケーションツールにもなり得るとても大事なものです。しかし、最後まで決まらない、アプリの雰囲気を見てから検討したい、その場の勢いで決めてしまう、なんてことも多いようです。サービス設計時に、ゴール設定やサービスを通じて何を提供したいのか、ユーザがどのような体験をするのか、をしっかり検討し、メンバーでイメージを統一していくことが重要です。
そして、ロゴを検討するときには、一旦立ち止まり、以下2点に注意して考えることをおすすめします。
- なぜそのロゴにしたいのか
- 自分たちの伝えたいことはロゴにちゃんと組み込まれているか
弊社のデジタル・コラボレーションでお手伝いできます
先ほどご紹介した「ゴール設定やサービスを通じて何を提供したいのか」「ユーザがどのような体験をするのか」といったことは、サービスを企画するうえで大変重要です。弊社では、サービス企画やビジネスデザインのプロセスをデザイン思考やデータドリブンによって伴走しながら支援する、デジタル・コラボレーションサービスを提供しています。
ぜひ、長く愛されるものを一緒に作っていけたらと思います。お気軽にご相談ください。

筆者:近藤彩子
エンゲージメントリード UI/UX Designer