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データ駆動型による意思決定のポイント | 連載:今夜からわかるデータドリブン ことはじめ第2回
みなさんこんにちは。エンゲージメントリードの中西です。
神戸デジタル・ラボ(KDL)では、お客様のデータを起点にした企画・立案・改善によって新しいビジネスの共創を支援するデジタル・コラボレーション(DC)をご提案しています。
前回は「デジタル・コラボレーションのデータ駆動型って何?」と題しまして、データ駆動についての解説とKDLのデジタル・コラボレーションが「なぜデータ駆動型を重要視しているのか?」をご紹介しました。
今回は、データを元にした意思決定におけるポイントを簡単にご紹介させていただきます。
データ駆動型(データドリブン)における意思決定とは

まずは前回のおさらいをしましょう!
データ駆動型の意思決定とは、これまでの経験や勘に頼った判断ではなく、IoT技術によるセンサーデータやSNS・マーケティングデータなどのデータを意思決定や経営判断に活かす手法のことです。
一昔前にビッグデータと呼ばれていたものが、テクノロジーの進歩によって効率的に収集・分析できるようになったことも一つの要因として挙げられます。
データ駆動型による意思決定のポイント
テクノロジーの進歩も後押ししたことで、データを収集し、簡単に取り扱うことができる環境が整いました。すると「それらをどうやって効率よく活用するか?」という新たな課題が生まれます。
では、どうすれば効率的に活用できるのでしょうか?
前回の記事でもお伝えしましたが、ポイントは次のとおりだと考えています。
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経営層などの一部の人のみが利用するのではなく、セールス、人事などを含む組織のあらゆる立場の方々が、集められたデータを活用し、意思決定できる環境を作ること
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企業内のメンバー全員が普段より、データを元に意思決定できている文化が根付くこと
データ駆動型の活用が進めば進むほど重要視されるのは、「意思決定するメンバーの意識改革」や「組織内の文化の形成」となります。
皆さんは社内のデータ分析チームやマーケティングチームはデータを集めて業務に活用しているけれど、その後全社的な活用にまで広がらず、お悩みではありませんか?

もちろん、社内の一端から活用を広げてみることは必要ですが、組織全体の文化形成無しでは意味がありません。
逆に言えばデータを元に意思決定できる文化が根付くことで、経験や勘によって生み出された案は仮説となり、その仮説を裏付ける根拠がデータにより示せるようになります。
こうして意思決定の信頼度が向上すれば、データの価値が高まります。
すると今度は信頼できるデータを集めて更に活用するというサイクルが生まれます。それはデータに基づいてより良い意思決定を効率的に行う組織となるための、大きな原動力となるでしょう。
データ駆動型事業改善プランについて
KDLのDCでは、「データ駆動型事業改善プラン」を提供しています。

新規事業ならば「企画立案プラン」でデータ駆動型を試しながらデータによる意思決定の文化形成を進められます。また、既存事業を成長させるために「データ駆動型事業改善プラン」のご利用をお勧めしています。
データ駆動型事業改善プランでは、データ駆動型(データドリブン)によるPDCAサイクルを設計し、定常的なサービスの改善活動を実行します。
既存事業の状態を整理し、戦略、施策、改善の全てのプロセスにおいてデータを収集し、分析結果からロジカルに判断することを徹底しています。そのため企画から改善まで、すべてデータを起点にし、密にコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進めていきます。
新規事業の創出をお考えの場合は、データ駆動型を試しながらデータによる意思決定の文化形成を進める「企画立案プラン」をご利用ください。
最後に
今回はKDLのDCにおけるデータ駆動型による意思決定のポイントについて、簡単にご紹介させていただきました。
DCではデータ駆動型の意思決定だけではなく、その他多くの手法によりお客様一緒にビジネスを創り上げる支援をしています。データ駆動型はその一片にすぎません。
もし少しでもKDLのDCに興味を持たれた方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。
弊社の経験豊富で、お客様のことが大好きなスタッフが対応させていただきますので、お問い合わせお待ちしております。

筆者:中西 波瑠
エンゲージメントリード Evangelist