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KDLの「思考メソッドの組み合わせ」って何だろう?(カスタマージャーニーマップとデータドリブン編)
みなさん、こんにちは。エンゲージメントリードの森本亜佐子です。
現在、KDLでは、お客様と共に考えゴールを目指す「デジタル・コラボレーション(DC)」サービスを提供しています。
「デジタル・コラボレーション」では、3つの特徴として、以下を挙げています。
- 01:データ駆動型
- 02:伴走スタイルの推進
- 03:思考メソッドの組み合わせ
今日も、前回につづき、3つ目の「03:思考メソッドの組み合わせ」についてわかりやすくご紹介します。
思考メソッドの組み合わせとは
上図の左側にある「デザイン思考」。そちらでよく利用される「カスタマージャーニーマップ」。これは、顧客体験や行動モデルを可視化するフレームワークです。
企画段階においては、ユーザー側が「喜んだり」「楽しんだり」「満足できる」企画であることを一枚のマップで示すことで、だれが見てもインサイトを得やすく、コンセンサスを持続させる効果を発揮します。
また、開発段階においても、カスタマージャーニーマップを示すことで顧客視点を第一に考えるスタンスを共有できるのです。
一度は作ってみたことがあるという方も多くいらっしゃるかと思います。詳しくはネットで調べて作ってみてください。コツは色々とありますが、沢山作ってみることが大切です。
えーーー、作り方を教えてくれるんじゃないの?
じゃ、今回は何を?
今回のブログでは、私達が取り組む「フレームワークを育てる」ことについて、ちょこっとお話しちゃいます。
カスタマージャーニーマップを育てるとは?
カスタマージャーニーマップは、上記のとおりユーザーの行動・顧客体験を基点に一枚のマップで全てを示すことができるものです。(もちろん、印刷前提でA4に収めたいなんて、一昔前のようなことを言っちゃ駄目ですよ。全てを入れると大きくなりますからねw印刷のことは気にせずいきましょう!)
カスタマージャーニーマップ
これがKDLのDCで作成するカスタマージャーニーマップです。一般的なものと何が違うかおわかりになるでしょうか?
答えは上図の赤枠で囲った「取得データ」の部分。カスタマージャーニーマップを育てるためには、データドリブンで改善を行うことができるように、仕込みが必要なのです。
カスタマージャーニーマップにはこの一行を追加するだけです。ただし、最初からここに、どんなデータを取得するかを書き出しておくことが重要です。
もう、おわかりになりましたよね。このデータを取得する仕組みをあらかじめ仕込んでおく必要があるのです。
もし、アプリを開発するのであれば、欲しいデータを取得できるように仕掛けをする必要があります。これがなかったら、折角お客様に利用してもらったのに「データが取れてないー」という悲しい出来事が発生します。データ取得後は、取れたデータを数値化して、カスタマージャーニーマップに書き込みます。想定通りの顧客体験もあれば、想定外の顧客行動も見えてくるでしょう。
あらあら、不思議ですね。次の施策が浮かび上がってきたりして。
ということで、私達のカスタマージャーニーマップとデータドリブンの紹介を終わります。
さいごに
さあ、私達と一緒に、デジタル・コラボレーションをしてみませんか?
筆者:森本亜佐子
エンゲージメントリード Project Designer