KDL BLOG
昨年12月17日に開催され、KDLもコアパートナーとして協賛・出展したカンファレンスイベント「TEDxKobe 2017」当日の写真と動画が公開されましたので、このブログでもご紹介したいと思います。
TEDxKobe 2017 ~”Spiralling Inspiration”
TEDxKobe 2017のテーマは、“Spiralling Inspiration”。異質なもの、相反するものとも根気よく対話しながら共に進むことで生まれ得る可能性(=スパイラル)に光を当てるものでした。
このテーマのもと、当日は合計9組のスピーカー・パフォーマーが登壇されていました。以下にトーク動画と共に順にご紹介します。
Session 1
仙谷彬人feat. にしもとひろこ(ヴィジュアル・アーティスト)
「時間に絵を描く」をテーマに、ライブパフォーマンス「TIME PAINTING」を、にしもとひろこさんの歌にあわせて、仙谷彬人さんが披露されました。
Jay Woo Shin(生物学者)
神戸にも拠点のある理化学研究所が中心となってゲノムを解析する国際研究コンソーシアム「FANTOMプロジェクト」のリーダー・Jayさんによる、遺伝子として有用性が確認されていなかった98%近い領域のDNAが持つ可能性についてのトークでした。
西田健志(情報工学者)
神戸大学で情報工学を教えるかたわら、「消極性研究会」を立ち上げ、これまで個人の自己責任で克服することを余儀なくされてきた「コミュニケーションの苦手意識」や「日常のやる気のなさ」に対して、新たなアプローチを提案されているトークでした。
Session2
神戸華僑總會 舞獅隊(パフォーマー)
神戸で最も古い歴史をもつ中国獅子舞のチームのパフォーマンスとトーク。華僑として、かつては祝いごとに欠かせなかった伝統文化を継承しながら、神戸の地に根付いた新しい世代のアイデンティティーを模索されている様子と思いが伝わりました。
木戸彩(経営者)
脊髄損傷を負い「二度と歩くことはできない」と告げられた夫と、ふたりで「Re:Walk Project」を立ち上げた方のトーク。とても力強いメッセージで、新たなことに挑戦する気持ちを後押ししてくれます。
尾中友哉(コミュニケーションデザイナー)
“DEAF”と呼ばれる耳の聞こえない両親を持つ中で気づいた、DEAFが持つ「聴く力」でコミュニケーションはもっと豊かになる可能性を教えてくれるトーク。日頃のコミュニケーションのあり方を振り返り、反省することしきりでした。
Session3
木本孝弘(不動産コンサルタント)
かつて「絶対に人が集まらない」とまで言われた地域の一角に、入居待ちが後を絶たない賃貸物件を作り、「半径100mのまちづくり」を実践された方のトーク。とてもパワフルで、自分も自分の地域で「まちづくり」をやってみようと思う内容でした。
黒田尚子(飲食店経営)
学生時代に日本で働くアジア出身の女性たちと知り合ったことで気づいた問題を解決するため、彼女たちの母国の家庭料理を提供するレストランを開業した方のトーク。「支援」という言葉の意味を広げていただけた気がしています。
肥山詠美子(物理学者)
第一線で活躍する女性科学者を表彰する「猿橋賞」を受賞され、世界を股にかけて活躍されている女性物理学者のトーク。独自に開発した「多体問題」の解法を用いて、我々の日常の問題も解決する視点を提供してくれます。
KDLも他の大手企業と並んでブース出展!
このような丸一日かけてのイベントに、KDLもブース出展させてもらいました。しかも、アシックス、日本イーライリリー、六甲バターといった神戸を代表する大手企業と並んでの出展でした。
KDLからは、「AI対話エンジンのデモンストレーション(Nextremer様と共同)」と「IoT見守りペンダント(HappyProject/Skeed様と共同)」を中心に出展させていただきました。
イベント終了後の懇親会でも、神戸市長やスピーカーの皆さんをはじめ、様々な分野の方と交流させていただきました。本当にありがとうございました!
なお、当日の写真は、TEDxKobe公式Flickrから引用させていただきました。