KDL BLOG
2018年3月27日、兵庫県からの委託事業として社会福祉法人プロップ・ステーションが主催する「チャレンジド就労推進講演会」が開催され、講師として同法人の竹中ナミ様が登壇されました。
※「チャレンジド」とは、「障がいを持つ人」を表す新しい米語「the challenged(挑戦という使命や課題、挑戦するチャンスや資格を与えられた人)」を語源とされています。
そちらのトークセッションにプロップ・ステーション様からのご紹介でKDLに就労する金村和美と、その上司である取締役兼ソリューション本部長の玉置慎一もお話しさせていただきました。その様子を金村が小説風にレポートします!
自分が障碍者だと思ったことはないし、フェアに仕事をしている
「働く上で困ったことですかぁ?うーん・・・」
3月27日、神戸の中心地である三宮駅から徒歩5分ほどのところにある勤労会館の一室で、Webセクションの金村(私)は返答に困っていた。50名近い人の前に出て自分のことを話すという、あまり慣れない状況の中で、予期せぬ質問によって頭が一時フリーズしたからだ。
その1か月程前、KDL代表の永吉から全社員宛に「【業務外ですが大事な話】イベント案内」という件名のメールがあった。株式会社フェリシモとKDLの2社共同で「チャレンジド就労支援推進講演会」を兵庫県の委託事業として行うことになり、ゲストとして、チャレンジドの金村とその上司の玉置が登壇することとなったのだ。
金村の不安をよそに、事前打ち合わせはほぼなし。
すべては社会福祉法人プロップ・ステーションの理事長竹中ナミこと、ナミねぇの手腕に委ね、講演会は開催された。
「困ったことは、特に記憶にないんですが・・・」と答えてみるも、ナミねぇからの「何かあるでしょう?」との容赦ない問いかけに、金村はぽつりぽつりと話し出した。「配慮はして頂いていると思います。座席とか、客先への訪問とか・・・」「でも、仕事をする上で、自分が障害者だと思った事はないし、フェアに仕事させていただいています」
金村は少し照れながらも、最後はしっかりとした口調で、まっすぐ前を向いてそう答えていた(と思う)。
金村:小説風に書いてみました!補足をすると、フェリシモの取り組みも素敵でした。コーヒー豆、買ってみようと思いました。
この取り組みと直接関係はありませんが、以前からフェリシモ商品が好きで、当日のスカートもフェリシモで購入したお気に入りです(笑) ナミねぇの話もとても興味深かったです。ビルゲイツが身近に感じました。
竹中ナミさんからのコメント
永吉社長をはじめ、KDLの皆さんとはプロップ・ステーションの活動にご理解・ご支援いただき、一緒に力を合わせて活動できていることがうれしいです。
プロップ・ステーションの事をよくご存じでない方もいらっしゃるかもしれませんが、障がいのある方が情報通信を活用し、働いて稼いでタックスペイヤーになっていこうという活動を26年間してきました。発足の初めにKDLが社員4人でいらっしゃったときに事務所に机を置かせていただいてプロップ・ステーションの活動が始まり、KDLの皆さんと共に成長してきました。これからも皆さんと仲良く、そしてミッションを共有しながら活動を続けていけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
セミナーでは
玉置からはほかにも、障がいのある社員を受け入れる上で配慮は必要だけど区別する必要はない、また開発をする上で障がいを持つことは関係なく金村は一人のエンジニアでKDLの大事な戦力、といったお話しもさせていただきました。お越しくださいました皆様、誠にありがとうございました。
KDLは今後もこういった活動に前向きに取り組んでまいります。