KDL BLOG
株式会社ヌーラボ様が制作した、プロジェクト管理をチームで楽しく学べるボードゲーム「プロジェクト テーマパーク」を、エンジニア4人でやってみました!このブログでは、ゲームのルールや開催の様子、参加メンバーの感想をレポートします。
プロジェクト テーマパークのルール概要
ゲームの参加者は3名から5名。4月にオープンするテーマパークを建設するために集められたプロジェクトメンバーという設定です。オープンまでの半年間で、目標数のアトラクションを建設します。
メンバーは引いたカードによって特徴の異なる「マネージャー」や「エース」「新人」「トラブルメーカー」などの役割が決められます。アトラクションを建設するには、アトラクションが持つ数字を、「サイコロの目+手持ちのやる気カード(絶好調とか徹夜明けとか)ごとの加算(減算)」でクリアしなくてはなりません。アトラクション建設は、複数名で協力してもひとりでもOK。1か月1ターンですが、毎月のイベントで動ける条件が変わってくるので、イベントや手持ちのやる気を加味しながら毎月作るアトラクションを見積もって、計画的に進めます。
おもしろいのは「信頼」というスコア。月に見積ったアトラクションをすべて建設すると「信頼」がひとつつき、できなかったら信頼がひとつ減ります。0になるといわゆる炎上案件になりゲームオーバーですが、貯まっていればそれを消費して、例えば誰かの役割を替えたり、全員がサイコロを振りなおしたりできます。
ゲームの様子
事前に遊び方を読み込んだ4名のエンジニアが集まりました。役割カードを引いた結果、次のメンバーでテーマパークを作ることに。
- 「マネージャー」・・・自分のやる気カードをほかのメンバーに渡せる、メンバーを活かす役割
- 「新人」・・・数字が小さいサイコロしか振れないけどやる気(カード)だけは人より多い。
- 「愛されキャラ」・・・失敗しても溢れる愛嬌で許されるため、サイコロを1回だけ振りなおせる。
- 「マイペース」・・・やる気カードを使わなくてもマイペースでサイコロを振れるメンタル安定型。協調性がなくて協力建築はできない。
マネージャーも新人もいる、割とチームらしいチームになりました。このメンバーで4人×6か月、24人月でテーマパーク作ります!
とりあえず、ルールブックを見ながら開始。4名で15個のアトラクション建設にチャレンジし、期限の3月末までに残り3つ以下にしなくてはいけません。
リスク管理を学ぶ
まず初月のやる気カードを引いて、建設するアトラクションを見積もります。やる気カードには、やる気に応じてサイコロに加算(減算)できる数値が書いてありますが、数字は言ってはいけません。それぞれ、自身のやる気とアトラクションを見比べながら、「これは作れるかも」「これは一人じゃ無理だと思うから協力者欲しい」みたいな申告をします。
建設するアトラクションを3~4つ見積もったら、建設開始。順番が来たら見積った中から建設するアトラクションを決め、使うやる気カードを提出してサイコロを振ります。例えば「回転ブランコ」は5以上なので、+3のやる気カードを出せばサイコロが2以上ならクリア、といった具合です。数値が大きいアトラクションは、複数名でチャレンジできます。
やる気カードとアトラクションカードを睨めっこして、今月はみんなでこれくらいならできそうだよな、と見積もります。
裏向けに置かれたイベントカードには天気が掲載されていて、例えば雨なら不利な条件、晴れなら有利な条件などその天気に応じて表に条件が書いてあります。
そういえば・・・。あんまり考えてなかった。ちょっと小さいのにしましょうか。翌月が晴れだから大きいのにチャレンジすればいいですかね。
まー、なんとかなるやろ。(イベントをめくる)
うわー!台風で全員赤サイコロ(小さい数の目しかないサイコロ)!
リスク管理大事ですね。やる気があっても台風では建設は進められません。
進捗管理を見極めるのも大事
台風にやられてリスク管理を学んだチームのメンバー、ちょっと余裕をもって見積っていきます。楽し気な様子にギャラリーも集まってきました。
「メリーゴーランド(6以上)ならひとりで行けそうっスわ」「元気ない感じなのでポップコーン売り場(2以下)しか無理ですわ」という具合に着々と作るものの・・・
でも、このままいくと数値が大きいアトラクションだけ残ってしまいますね。
たしかに。
じゃあ、晴れてるうちに協力してジェットコースター作りましょう!
でもマイペースさんが協力できないですよね。
はい、僕毎月1つしか作れないし協力できない・・・
ちょっと!!
リスクは多面的に回避策を
さあ、終盤、のこり2か月。最後だし、使える手立てはいろいろ使って、最後に残った大型アトラクションを完成させたい。だいぶん慣れてきたメンバー、協力しながら進めます。イベントカードをめくってみたところ、、インフルエンザが大流行。全員がサイコロを振って2以下のメンバーは感染して出社できず。
まさかの新人と愛されキャラが患い、半分のメンバーで、しかも協力プレイができないという事態に。
現実にもパンデミックになることありますよね・・・。でも「想定外でした」は通用しませんよ!
さあ、最後の月。あと1個作ればなんとかクリアにはなるので問題なさそうですが・・
最後だし信頼を使いましょう。サイコロ振りなおそうぜ。
マネージャーが信頼を捨てたー!!!
ということで、無事クリアできました。
よかった!おめでとうございます!
所感
終わった後には、「見積もり時のいろんなリスクヘッジがすごく大事だと思った」「協力の大切さを知った」などの声がありました。見ていた広報も、プロジェクトの全体を広い視野で見ておくことの大切さを感じました。
いろいろなところからリスク要因が出てきたり、メンバーの持ち味をいいタイミングで活かすことが重要だったり、奥が深いゲームでした。最初は戸惑っていたメンバーのみなさんも、後半ではリスクの可能性について声をかけ合いながらプロジェクトを進めていたのはさすがです。
今後は新入社員研修などでも使ってみる予定です。
でも、イベントの天気雨っすよ。