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社員の子ども対象に職場見学イベント「KDL子ども参観日2019」を開催しました!

去る2019年8月6日(火)に「KDL子ども参観日2019」を開催しました!
このイベントはKDLの広報が主体となり、神戸市が呼び掛ける「親の働く姿を見せる職場訪問・子ども参観日」をヒントに開催したものです。2016年から開始し今年で4度目の開催となり、今回は2年生から6年生までの7名に参加いただきました。

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IT業界に興味を持ってほしい

これまでは執務スペースを見学する際、各部門に担当を立てて部門説明をお願いしていましたが、今回は自分たちが知りたいことを聞きに行く!というスタンスで「前のめり」なイベントを目指しました。

「自分たちが知りたいことを目の前にいる社員に質問をして、回答をもらう」というただそれだけのことが、ITという業界になると途端に難しくなることを思い知った様子の子どもたち。社員側もかみ砕いて話そうと必死なのですが、どうしても「根底にある定義を変えたい」「要件をまとめて案件を受注する」など、子どもたちからすると普段聞きなれない言葉を使ってしまい、「えっと・・ちょっと待ってね」とストップして子どもたちに笑われる場面も!笑

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「前のめり」の理由

IT業界の人材不足が叫ばれる昨今においても、日本FP協会が今年4月に発表した「小学生の『将来なりたい職業』ランキングトップ10」では、男子児童の1位が「野球選手・監督など」、2位が「サッカー選手・監督など」、女子児童の1位が「パティシエール」、2位が「看護師」とIT業界とは程遠い夢を抱いているようです。

2020年から小学校でもプログラミング学習が必須となりますが、その前にITに興味を持ち、自分から学習したいという思いを持ってほしい(果てはIT業界を支えるような人材になってほしい・・・)という大きな目標に向かって広報は精一杯突っ走りました。

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アイスブレイクの重要性

これまでは、座学→執務スペース見学→座学という進め方をしていましたが、今回はグループワーク前に何か催しをすることで子どもたち同士の距離を縮めたいと思い、エイプリルフール企画の際に制作した永吉社長カードの三すくみで遊ぶことにしました。

トーナメント戦で優勝者から順番に好きな役職を選びます。後で名刺交換に使っていただく名刺に貼る用の役職シールも用意し、じゃんけん大会を開始!最初こそ静かに見ていた子どもたちですが、徐々に盛り上がりを見せ始め、休憩時間にはみんなでプロジェクターで遊ぶ(止めたんですけどね 泣)くらいまで仲良くなってくれました!

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肝心の取材活動でもチームワークが光る

執務スペースでは親や他の社員と名刺交換をし、雰囲気に慣れていただいてから社長室へ。小学生が喜びそうな音楽をかけて迎えていただき、時には口ずさみながら会議机に着く子どもたち。最年少の2年生(トーナメント優勝者、役職は社長です)が、あらかじめ用意していた質問を読み上げてくれ、まさかの社長対談となりました!

社長の仕事は何ですか?の質問に代表の永吉は「次はどんなことをやろうか?と考えるのが仕事です」と答え、この仕事をやっていてよかったと思うのはいつですか?という質問には「お客様に褒められた時です」と子どもたちに分かりやすいように答えていました。子どもたちは「大人も褒められたら嬉しいんや」と驚いた表情でした。

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その後3チームに分かれて、管理部門・営業部門・エンジニアの代表者にヒアリングに。ここで先ほどのアイスブレイクが功を奏しました。注意しあったり、質問を補い合ったり、声をそろえてお礼を伝えたり、と息の合ったチームプレーでヒアリングを終えました。

みんなでどんな会社か考える

それぞれのヒアリング内容を元に発表資料をまとめます。広報からの問いかけに我こそは!と手を挙げて答えてくれる子どもたち。発表資料もみんなの声を集めた資料になりました。発表したリーダー3人は、緊張しながらもハキハキと大きなこえで発表し、見学に来ていた親からの拍手に照れた様子を見せていました。

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その頃にはすっかり打ち解けていた子どもたち。最後にUVレジンでお揃いのシールが貼っているキーホルダーを手作りしました。UVレジンよりもナイロンの手袋に大興奮の子どもたちでしたが、背景のシールや上に乗せるホログラムなどを選ぶときは真剣そのもの。思い思いのキーホルダーを作り、満足気でした。

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子ども参観日を終えて

今年は「滞りなく進めたい」という思いを一旦横に置くことにしました。せっかく楽しい日、子どもたちの笑顔が社内にあふれることなんてこの日くらいです。広報も一緒に楽しもうと思い、じゃんけんトーナメントもアンケートも発表もレジン工作も親へのメッセージカード制作も細部にまでこだわり、全員で作り上げました。ですので、今回の開催が一番広報メンバーのきずなも深まったような気がします!子どもたちも「楽しかった、また来年が楽しみ!」と笑顔で帰っていきました。一方的に与えるのではなく、一緒に楽しむ、一緒に学ぶという姿勢は大切ですね。

ただ一点困ったことがありました。それは主に前に立って先生役を務めていた広報担当の子どもが「私のお母さんなのに、みんなに優しいの見てたら嫌になってきた」とまさかのヤキモチで泣き出したこと。母も必死で頑張っているのですが、子ども心というのはなかなか難しいものだと思い知りました。

さて、来年の開催はどんな企画を立てようか。すでに楽しみだけれど、まだ今回の余韻に浸っていたい広報でした。

◎2018年8月開催の「子ども参観日」はこちら!

2017年8月開催の「子ども参観日」はこちら!