KDL BLOG
今回のTEDxKobe 2019サテライト会場は株式会社ファミリア様でした!
台風の影響で開始時間が遅れましたが、ぞくぞくと集まる参加者の皆様。
本会場の映像が始まり、ピーンと張り詰めるような緊張感に包まれました。
パブリックビューイングでは、本会場で見るのとは全く違う雰囲気で和やかに楽しみました。
もちろんサテライト会場からも笑い声が起き、大きな拍手が送られています。
サテライトといえばワークショップ!
TEDxKobe 2019ファーストスピーカーである勉強家・兼松佳宏さんのトークを受けて、初めて会う人達が「doの肩書き」を知らないまま「beの肩書き」を考え合う、というワークショップを行いました。
※トークの詳細は2019年10月末をめどにTEDxKobe公式サイト(https://tedxkobe.com/)へ動画がアップされる予定です。
実は、サテライト会場の参加者の皆さまには受付時に「まだ名刺交換はしないでください」とお伝えしており、ワークショップが始まる前にわざわざ席替えまでしました!これで皆様(中には同じ会社の人もいるかもしれませんが・・)知らない者同士になりました。
そしてワークショップの始まりです。
「偏愛マップ(※1)の作成」をした後に、「偏愛マップを共有(今回は3人ずつ)」します。
「ユーダイモニア・インタビュー(※2)・シートへ記入」した後、「ユーダイモニア・インタビュー」を実施します。そこからキーワードを共有し肩書きを話し合います。そして「きょうのマウナケア・スケッチ(※3)」を完成させた後、共有・・という流れで進みます。
個人ワークとグループワークが混ざりあっていることで、自分が思っている自分と他人から見る自分を照らし合わせる機会になり、他人目線で自分の魅力や能力といった「be」の部分を再発見できるというものです。
※1・・食べ物・音楽・場所など自分が好きなものだけを羅列するシート
※2・・自分に「どんな特徴があるのか」を書き込むシート
※3・・自分の見える(do)肩書きと、隠し持つ(be)肩書きを明らかにするシート
自分の「be」を探る
インタビューはされる側とする側、メモを取る人と役割を持たせます。参加者の皆さんは「偏愛マップ」の作成・アピールはすごく上手に盛り上がったのですが、「ユーダイモニア・インタビュー」になった瞬間、言葉が詰まってしまう人が多くみられました。
自分が好きなことを羅列してその紹介をするのは得意なのに、自分とはどんな人物なのかを直接問われる「時間が経つのも忘れて取り組んでしまうもの」「いつか名乗ってみたい肩書き」という質問になるとなかなか明確にビジョンを持っている方は少ないようです。
本会場で繰り広げられたトークにもありましたが、「自分の才能の高さより、自分の才能を高い次元で理解する」ことを考える前に、自分の才能に気付けていないという現状が立ちふさがるようです。
最後は笑顔で「be」を共有
初めて会った者同士が好きな事や夢、仕事への姿勢、インタビューでの話し方、笑顔のタイミングなど限られた情報を出し合って生まれる「beの肩書き」。
皆さん恥ずかしそうにしながらも「恥ずかしいけど嬉しい」と話しながら教えてくれました。
ここに参加者の「beの肩書き」一例をご紹介。
「春一番な母性愛者」
「サービス精神旺盛ながんばり屋さん」
「ヒトが大好き 実は頑固な努力家」
など、皆さん素敵な「beの肩書き」を見つけられたようです。
その後、やっと自分の名刺を交換できた参加者の皆さま。
もちろん「beの肩書き」も名乗りながら、「えーそんな仕事してたんですか!」「思っていた職種と全然違いました。先に肩書きを聞いていたらbeの肩書きにそんな意見出せなかったかもしれない」など会話もたくさん交わされ、こんなに盛り上がっている名刺交換の風景は初めて見ました。笑
サテライト会場ならではの空気感
本会場はTEDx特有の緊張感がありますが、サテライト会場はほのぼのした雰囲気があります。トークに感動すれば大きな拍手を送るのも自由、ワークショップも和気あいあいとした雰囲気で進みました。サテライト会場にはサテライト会場の良さがあり、楽しさがあります。
ワークショップができる少人数制というのも大きな強みです。初めて会う参加者同士が意見を交わし、新たな自分を発見できるかもしれない大きな可能性を秘めたサテライト会場。今年も大成功だったのではないでしょうか。本会場でのトークがこんな形で派生をして、新しい自分の肩書きを持った参加者の皆様がその輪を広げていく。素敵な連鎖が始まりました!
最後になりましたが、運営に携わられた皆様、お疲れ様でした!素敵なワークショップをありがとうございました!