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KDLでSlack Japanのデベロッパー向けイベントを開催

11月某日、ご縁がありSlack 本社から Developer Advocate のトモミ・イムラ様、Partner Engineerのブルック・シェリー様、東京オフィスから Partner Engineerの瀬良和弘様の三名にお越しいただき、KDLセミナールームでデベロッパー向けのイベントを開催しました。KDLでもパートナー様とのコミュニケーション等で積極的にSlackを活用しているシーンがあり、エンジニアも多数参加しました。

開発パートナー向け

イベントは開発パートナー向けの内容です。
まず、Slackの新しい機能やバージョンアップ、考え方についてご説明いただきます。Slackユーザ向けの便利な機能と併せて、エンジニア向けの使い方や様々なAPIについてもご紹介いただきました。


sl_01.jpg代表の永吉も時間の許す限り参加しました。関西のSlackパートナー企業も参加予されエンジニア同士の交流の場ともなりました。


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関西にもチャプターリーダーを

瀬良様は、「東京にはSlack開発者のコミュニティが誕生したので、大阪や神戸でも名乗り出てくださる方がいれば素晴らしいと思っています」。トモミ様は、「初期のSlackに比べて、現在は便利な機能がたくさんでてきています。仕事の合間に少しなごめるような少しおバカな機能もあるんですよ」と笑顔を見せていました。

既に来年に向けて新機能の開発も始まっているのだそうです。他に、「Slack アプリツールキット」「SlackAPIドキュメント」「Qiitaでの日本語チュートリアル」等についても詳しくご説明いただき、エンジニアからもたくさん質問が飛んでいました。

質疑応答

こちらからの「日本のマーケットをどう見ているのか?力を入れているのか?」の質問に対しては以下のようにご返答いただきました。

「日本は特殊なマーケットなので、苦労した部分も多いです。初めはかなり手探りで、日本法人の立ち上がりのタイミングでは本社の中で日本語を話せるスタッフがかなり協力してながら進めました。プロダクトそのものもすごく苦労しましたが、私たちSlackのプライドと言いますか、他社の製品としっかり線引きできるクオリティに仕上がりました。日本に向けて、かなり力を入れていると言っても差し支えないと思います(トモミ様)」。

「Slackらしさを忘れず、でも日本のカルチャーに合わせたカスタマーサポートを心がけています。ユーザからのお問合せに、ただ『申し訳ありません』というような定型文では返しません。ユーザの方の事情に寄り添いながらも、できるだけポジティブなトーンでもやりとりを心がけています(瀬良様)」。


sl_03.jpg ※画像を一部加工しております。

「メールでのコミュニケーションはもう終わりを迎えると言われる中で、Slackの今後はどのように成長していくのか?」という質問には、「世界中でSlackの展開が始まったころに『SlackはEmailを殺すか?』という報道があり、議論となったことがありました。初めはそれくらいのスタンスだったのですが、そう簡単にはいきませんし、私たちはEmailが無くなることはないと考えています。上手くインテグレーションすることで、Emailとも並走できるのでは(トモミ様)」と伺いました。

これ以外にもたくさん興味深いお話を伺ったのですが、開発中の情報もありすべてをお伝え出来ないのが心苦しいです。
プレゼンからも質疑への真摯なご回答からもSlackの皆様のプライドと真剣さが伝わってきました。Slackの皆様、ありがとうございました!