KDL BLOG
社内勉強会で「宝探しアジャイルゲーム」を開催!
KDLでは社内勉強会を定期的に開催しています。普段はオンライン開催ですが、今回は久しぶりにリアルでの交流を楽しもうと、オフラインで「宝探しアジャイルゲーム」を開催しました。
KDLの社内勉強会は、もともとは1つの部門内の勉強会でしたが2019年に全社展開しました。内容は、社員それぞれが持つノウハウや新技術情報の共有、部門の取り組み紹介、ハンズオン、社員インタビューなどなど。勉強会運営チームへのインタビューや勉強会の様子はこのKDL BLOGでご紹介していますので、そちらもぜひご一読ください。
社内勉強会が組織を変える!メリットや運営のポイントなどノウハウをご紹介(KDL BLOG)
コロナ禍の社内コミュニケーションを育てる!オンライン社内勉強会のススメ(KDL BLOG)
宝探しアジャイルゲーム
「宝探しアジャイルゲーム」は、合同会社やっとむ屋の安井努さんが提供されるゲーム型ワークショップです。今回もファシリテーターとして安井さんにお越しいただきました。
宝探しアジャイルゲームはプロダクト組織でアジャイルなソフトウェア開発に取り組むとき、どんな混乱と困難に直面し、それをどう乗り越えていくのか体験する、楽しくてスピーディなゲーム型ワークショップです。目まぐるしく変わるビジネスの状況と対応策、アジャイル開発の原理と現実、開発とビジネスがお互い何を考えているのか知り合うことなどを実体験できます。
参加者は互いに競合する企業として、マーケットをめぐる戦いに挑戦します。ビジネス側は文字通りマーケットにコマを進めながら、開発側はビジネスの要望を受けて新機能を積み重ねながら、競合よりも多くのユーザーを獲得しようと協力します。ビジネス側・開発側という二者が1つのチームになること、これが「宝探しアジャイルゲーム」です。
宝探しアジャイルゲーム(https://games.yattom.jp/treasurehunt)より
「宝探しアジャイルゲーム」では、1チームが1企業となってソフトウェアの新しい機能を開発し、その機能をマーケット(市場)にリリースします。7分間を1イテレーション(開発サイクル)として、開発~リリース~振り返りを行い、イテレーションを複数回繰り返した結果どれだけユーザーを獲得できているかを競います。
KDLの社内勉強会では、参加者は4つのチームに分かれてゲームに挑戦しました。どんどん状況が変わるマーケットでユーザーを獲得するため、各人が担当分野に専念するチーム、全員で一緒に状況を確認するチームなど、それぞれ作戦を立ててゲームを進めていました。
参加者レポート
勉強会の参加者に「宝探しアジャイルゲーム」の感想を聞きました。KDLではエンジニアだけでなく、バックオフィスのメンバーも参加しました。
私はエンジニアではないので、エンジニアの業務の流れや考え方を少しでも知る機会になればと考えて開発側としてゲームに参加しました。
ルールはむずかしいところもありましたが、イテレーションの時間やビジネス側の狙いを叶えるためのスピード感を意識して、先回りで次の動きを考えるようにした点はうまくいったと思います。チーム全体でルールを一部勘違いしていて思うように進められず、結果に繋がらなかったところが残念でした。何回か参加すると理解が深まり、もっとゲームを楽しめると思います。
開発者とビジネス側の役割分担や進め方はチームによって様々でしたが、チームで仕事をする上で、相手の仕事を理解することも相手を信じて裁量に任せることも、どちらも大事なことだなと改めて感じました。これはどんな業務においても言えることだと感じます。
勉強会を通して、普段関わりが少ない社員と話すことができ、エンジニアが普段行っている業務の流れの一部を知ることができました。特に自分の学びにつながったので「参加してよかった」が一番の感想です。イベントに参加する機会を準備いただいたみなさま、そして同じチームだったみなさま、ありがとうございました。
経営戦略本部 人事戦略チーム・経営企画チーム
山崎茜
全社員が意識して取り組みたい「アジャイル」
今回の勉強会企画を担当した大崎です。以前、社外のある勉強会で安井さんが提供される別のゲーム型ワークショップに参加した事があり、楽しみながら気づきを得ることができる内容がとても印象的でした。今回のオフライン勉強会開催にあたり、別々の部署のメンバーが一緒になって取り組め、気づきを得て帰ってもらえる内容にしたいと考え、安井さんにお声がけをさせていただきました。
変化の早い時代の中で、検討に時間をかけて物事を進める方法ではなく、小さく早く始めて反応を見ながら方向性を決めていく「アジャイル」の考え方は、開発者だけでなく全社員が意識し取り組んでいく内容であると考えています。また、お客様との関係性においても、社内の別チームと合同で仕事を行う場合においても、発注者と請負者というような関係性ではなく、一体のチームとなって取り組むことが必要です。今回の勉強会を通してその大切さや難しさを学んでもらえたらうれしいです。
KDLでの「宝探しアジャイルゲーム」開催は今回が2回目で、前回のリベンジで挑んだ参加者も多くいましたが、今回も新たな学びがあったようです。何度参加しても学びを得られる「宝探しアジャイルゲーム」おすすめです。安井さん、ありがとうございました!
大崎 努
デジタルビジネス本部 生産技術チーム
私はビジネス側を担当しました。私たちのチームは、まずビジネス側と開発側で開発コストの認識合わせを行い、次にビジネス側でどのようにマーケットを開拓していくかを盤面を見ながら考えていきました。
ゲームを進めていく中でついビジネス側だけで話し込んでしまうこともあったのですが、開発側が、ビジネス側がどのように進めたいかを確認してから開発を行うよう意識してくれていたので、ビジネス側の意図しない進み方をすることはありませんでした。ビジネス側が動きやすいように、余裕をもって機能をリリースできるよう開発を進めてくれていたのがとても助かりました。
ただ、最後のイテレーションでリリースのタイミングを誤り、惜しくも1位を逃してしまいました。市場へのリリースはタイミングが重要だと身をもって体感することができました・・・
普段の業務ではお客様から機能要件をヒアリングする立場で、今回の役割に近いポジションを担当しています。ゲームを通して、開発者への説明時はできるだけ深堀りして伝えた方が良いと気づけたり、他部署の方の視点を知ることができました。とても気づきの多い会だったと思います。
デジタルビジネス本部 System Integrationチーム
西村菜穂美