事例紹介
MONOVATE(モノベート)株式会社様は、製薬・化学・化粧品・食品・半導体などの業界で利用される工業用ステンレス容器・機器のメーカーです。社内制度「無制限書籍購入制度」において、書籍の購入申請から管理までを行うアプリとしてKDLの「kintone図書貸出管理パッケージ」をご活用いただいています。MONOVATE株式会社ご担当者様に、導入の経緯、導入後の様子についてお伺いしました。
「kintone図書貸出管理パッケージ」とは
自社の課題解決から生まれた、図書の管理アプリを作成するパッケージ製品です。kintone上で図書と貸出管理ができます。カメラで図書のバーコードを読み取ると、表紙画像などの図書情報を自動取得でき、貸出・返却もボタンひとつで簡単です。買い切りなので継続的なコストはかかりません。
※kintoneを利用している企業や組織等でご利用いただけます。
kintone図書貸出管理パッケージについての詳細はこちら
どういった図書を管理するために「kintone図書貸出管理パッケージ」を利用されていますか。
社員が興味をもったあらゆる書籍です。
当社では単に貸出管理をするだけでなく、一部機能を改修し「無制限書籍購入制度」アプリとして活用しています。
「無制限書籍購入制度」は、ある程度仕事に関係していれば、あらゆる本・雑誌をすべて会社負担で何冊でも購入できる制度です。その書籍の購入申請から承認、購入後の管理をすべて含めこのアプリで行っています。
購入した書籍は、厳密に管理することが制度利用のハードルにならないよう、社員それぞれが管理する方法をとっています。各人のデスクに置いておくか、あるいは共有の本棚に入れておくという形になっています。
図書を管理するアプリやシステムを探していらっしゃった経緯を教えてください。
もともと業務上参考になりそうな本があれば、それを会社に購入してもらえるようになっていました。
しかし、制度化されていたわけではなかったので、なかなか全社員が書籍を活用するには至っていませんでした。そのため、購入した書籍やその感想がシェアされることで、社員が知識・知見をより深めていく一助にしていきたいという経営者の思いもありました。
まずは「知ることはおもしろい」ということを社員に知ってもらい、そしてそれにより得た知識や感想を共有することで社員間のコミュニケーションや新しい考え方(イノベーション)を生むことを目的とし、「無制限書籍購入制度」の検討、アプリの作成がはじまりました。
アプリ作成の一番のコンセプトは「簡単に購入申請ができ、簡単に管理ができること」です。
購入までのフローが面倒であったり、あるいは購入と管理を別アプリで行ったりしてしまうと、その時点で制度利用のハードルが生じ、気軽に書籍を手に取ってもらえません。
そもそも本制度の条件には、下記がありました。
- 全部読む必要はない。
- 書き込み、線引き自由。
- 感想は1行でも良い、がみんなにシェア。
そのため、アプリ自体もできるだけ簡単にしなければ、気軽に本を読む、読書習慣をつけるという本制度の理念は果たせなくなってしまいます。
これを踏まえると、欲しい本のISBNやタイトルだけ打てば書籍情報がすべて表示され、そこから購入ページへも遷移でき、かつそこで貸し借りも管理できるアプリが理想です。そのような実例はないか…と探していたときに、KDLのプラグインを見つけました。
がちがちに固められたプラグインではないため、当社が求める仕様に簡単に改造できること、そして買い切りであることがポイントとなり、導入に至りました。
「kintone図書貸出管理パッケージ」の導入のしやすさ、使いやすさはいかがでしょうか。
非常に簡単です。単純に図書を管理するだけであれば、このプラグインを一つ導入するだけで万事解決します。
それに加え、先述のとおり、がちがちに固められたプラグインではないので、当社のようにこれをベースとして好きなように作り替えていきたいという場合にも、非常に便利です。
使いやすさについても、ベースの機能を使用するだけであれば何の問題もありません。ISBNさえ入力すれば、書籍情報も書影も一発でアプリに反映されるので、何の手間もなく管理ができます。そこから先は、導入企業それぞれの活用方法に合わせて希望の仕様になるように、アプリ開発者が作り替えていけばよいのではないでしょうか。