KDL BLOG
3月9日にグランフロント大阪で開催された「Cloud Days 2018」で、ルワンダのITビジネス事情について神戸市のアフリカ神戸リエゾンオフィサー、ハサン・ケデュール・エドリス様とともに、中西波瑠が登壇して参りました。
KDLは、神戸市が進めるルワンダ共和国とのICT分野における経済・交流連携の一環でルワンダを訪問し、ルワンダの学校と情報技術支援で提携したり、雷被害に対しICTによる軽減策として「雷観測リストバンド(雷センサ付きデバイス)」を提案するなど積極的な交流活動を行っています。
登壇の様子
まず、神戸市新産業創造担当課長より神戸市の取り組み概要が紹介され、その後中西とエドリス様のセッションに。
登壇では、ルワンダは圧倒的なスピードで法規制やテクノロジー導入を進めていることや通信環境が整備されていること、人材の育成などにも力を入れていることなどを説明した上で、ビジネスを進めるにはアジャイルプロトタイピングが向いているという話をさせていただきました。
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
という、名言を思い出す登壇でした。(若手には通じない・・)
セッション開始直後はそれほど人が多くありませんでしたが、KDLがルワンダ現地で数時間でアプリを開発してソースコードを現地の学校に提供してきたこと、雷雲を検知してリストバンドに表示する雷観測リストバンドの話などをアジャイルプロトタイピングの事例としてご紹介するころには、立ち見の方で通路が埋まるほどの方がご覧になっていました。
ルワンダの関連でいろいろと活動させていただいているのも、ルワンダ・キガリ市と親交を深める神戸市さんがバックアップしてくださるおかげです。エドリス氏からは、キガリ市と神戸市の交流や取り組み内容が紹介されました。
登壇内容まとめ
まとめると、ルワンダでビジネスをするには、まず手を動かさないといけません。会議で決めている暇があればとにかくアジャイルプロトタイピング!トライアンドエラーでスピーディに進めていくことが大事。ぜひ神戸市さんと一緒にルワンダでビジネス開拓しましょう、というお話でした。
これは日本でも言えることだと思います。
最後に
思いついたアイデアを、ああしようこうしようと、何人か集まって会議室で考えるより、まずは作ってみて考える。これがKDLのアジャイルプロトタイピングです。形にしてみないとわからないことがあります。形にして初めて気づくことも多々あります。
モノがあればその後の判断もしやすいし、ある程度先の可能性も見えてくるものです。作ったモノが無駄になったって、作った経験値と反省は残りますから、次に活かすことができます。
さあ、もう一度。
「事件は会議室で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!」
会場にお越しいただいた方、ありがとうございました。