KDL BLOG

2018.04.26
KDL社内・社員

【新人ハッカソン・最終回】新人研修ハッカソン成果発表、緊張する新人3名の運命やいかに!

この記事は、【新人ハッカソン・発表編】俺たちの戦いはここからだ! の続きでお届けします。

KDL広報担当です!今回のブログではKDLの新人研修のラストを飾るハッカソンの最終成果発表会の様子についてご紹介します。

今回のお題

今回のハッカソン。テーマは「KDL HACK」です。
今回は人事総務部が抱える5つの問題のどれかを解決するシステムを作成することが目標でした。
新人3名が選んだお題は「誰が今どこに座っているのか全然分からん」というもの。

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KDLではフリーアドレスを採用している部門もあること、また、執務スペースが長方形で端から端まで見渡すのが厳しいこと、フリースペースでの就業も可能としているので社内にいるが席にいない状態の社員が多いことなどから、電話の取次ぎや「ちょっと話を聞きたい」という場合に本人を捕まえることが手間になることがあります。

それを解決する方法として3名が考案したシステムがこちら!

赤外線センサーやIoT機器を使用した在席確認システム

赤外線センサーを椅子に取り付け、誰かが座っているという情報をIoT機器に送信し、それをPower BI上に表示させるというもの。こちら、一言で言ってしまうと簡単に聞こえますが、ハッカソン一日目にテーマを渡されてから1週間足らずでここまでたどり着けるのは、単純に「すごいな」と思いました。

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現在は「座っていることが分かる」システムですが、「誰が」という部分が抜けています。その部分はKDL社員が全員身に着けているICカードと組み合わせることで解決していきたい、とのことです。

情報があっても見づらければ意味がないということで、最終的にはWEB上で誰がどの席に座っているのかを表示するシステムを開発したい、という抱負も語られました。また、在席情報が分かるということは空席情報も分かるということ、という発想から飲食店などの回転率を測るシステムや、人気の席が分かることで効果的な広告や販促物の掲示位置を明確にするシステムなどにも応用できるのではないか、といった展望も持っているということでした。

容赦ない指摘が飛び交う

ハッカソンの発表の後に待つもの・・・。
それは代表を含む役員や部門長など10名以上からの質疑の嵐です。毎年の恒例とはいえ、いつもこの時間はギャラリーである広報でさえドキドキします。

「バッテリーは何を使っているのか、ひと月稼働させた場合のコストは?」
「椅子の横にセンサーをつけると言ったが、安全性は?」
「コスト面なども考えて、実用化にあたっての課題はどの部分だと思うか?」
「情報が干渉しあうかどうかの検証はしたのか?」
(・・・これでも控えめに書いています)

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新人3名は緊張しながらも答えらえる範囲で回答していきますが、的を射ていないものや「分かりません」というものもありました。ビジネスシーンではお客様の課題を解決するためのITに多額のコストが必要になる場合も多く、お客様へ納品するシステムには大きな責任が発生します。

ここで考えの甘さを痛感すると共に、クリアしなければならない課題はまだまだあるのだと気づく新人3名でした。ですが、その気付きを元にこの成果発表の2日後に行われる社員総会に向けて、できるところまでシステムをブラッシュアップさせるそうです。がんばれ!

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ブレストから発表までのご紹介

新人3名が最終研修として挑んだこのハッカソンは、3名にも大きな心境の変化をもたらしたようです。今後3名はそれぞれが部門に配属され、異なる仕事に就くことになりますが、これからも切磋琢磨しながらKDLの大きな戦力として活躍してくれることを願ってやまないです。

また、ブレストから発表までをブログにまとめました。ぜひこちらもお読みいただき、新人3名の葛藤や頑張りを知っていただけますと幸いです。

【新人ハッカソン・ブレスト編】while(1){if(ブレスト){break;}} はこちらから

【新人ハッカソン・発表編】時間と技術と糖分が不足している開発状況 はこちらから

【新人ハッカソン・発表編】俺たちの戦いはここからだ! はこちらから