KDL BLOG

2019.07.23
CSR活動

一日高校講師してきました。IT企業で働くということ

セキュア開発推進・プロジェクトサポートチームの松田です。先日、兵庫県立神戸鈴蘭台高等学校で、一日高校講師をさせていただきました。今回のブログでは、その講演内容や受講者の感想、所感をレポートします。

職業人講演会とは

職業人講演会は、神戸鈴蘭台高校が「職業から社会を知る」という目的で企画された、「総合学習 キャリア教師区 職業人講演会」という企画授業です。様々な業界、職種の現役社会人が、業界や自社、自分の仕事について生徒に紹介するというもので、生徒は、自身で聞きたいものを選んで聴講できるというものでした。ちょうど、文系、理系を選択する目前の高校1年生が対象で、職業に対して関心を持ち、自分の進路について確認する目的があるようです。

ちなみに、他の分野は、看護師、理学療法士などの医療系、航空会社地上職の方のサービス業系、会社代表取締役の話す経営、環境デザイン学科教授の建築系、保育、市職、救急救命士・消防士さん、国際協力など、さまざまな職種の方が集まっておられました。(救急救命士・消防士の話は聞きたかったなぁ。)

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IT業界の講演には、2コマあわせて69人の方が参加してくれました。参加してくれた生徒のみなさん、ありがとうございます。

ITのお仕事

さて、講演のはじめは、こんなテーマで話してみました。「What’s IT ?」

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「ITってなんですか?」の質問が多い

今回の講演では、事前に参加する生徒のアンケートをいただいていました。その中で、特に印象に残った質問が「ITってなんですか?」という質問です。部下がそんな質問してきたら、「ググれ」って一喝するところだ・・と思ったけど、私自身ググってもよーわからんかったです。

ということで、はじめは、高校生が身近に使っているであろう”IT”製品、サービスについて説明しました。自分と世代のギャップがあるので、会社の若い子に「普段どんなサービスを使っているか」などを聞きながら、資料を作りました。

そこから、IT、特にエンジニアにフォーカスして、どんな職業なのかという解説をしてみました。

  1. ITエンジニアになるとこんな素敵なことがあるよ
  2. ITエンジニアの一日お仕事
  3. なぜ、ITエンジニアを目指したか
  4. ITエンジニアになるために必要なこと

ITエンジニアのメリットを知って、興味が湧いたという意見もたくさんいただきました。

自慢:電車で隣の人が自分の作ったものを使っていた時

<やっぱりこれは大きなやりがい>

やっぱり理系のイメージ

以前、高校生の感想に関するブログなどでもご紹介しましたが、生徒の皆さんは、ITエンジニアは、理系しかなれない職業だと思っているようですね。KDLのエンジニアの1/3ぐらいは文系の学部出身者、という話をしたところ、「文系でも働ける仕事があるので、文理選択で夢をあきらめなくてはいけないと思ったけど諦めないでがんばろうと思った」など、前向きな意見もいただきました。

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<KDLのエンジニアの出身学部>

所感

「職業人講演会」、とってもいい企画ですね。自分も、様々な職種が実際にどういう仕事をするのか、今の勉強が将来どう役立つのか、などを高校生のときに意識する機会はあんまりなかったと思います。実際に仕事をしている人からそういった話が聞けると今の勉強にも身が入るのではないでしょうか。

講演後のアンケートでは、「身の周りのITに対してもっともっと興味が深まりました」「講演を通して、IT関係に興味をもちました」「将来IT系に進むことも考えていきたいです」など、ITに対して、興味を持っていただいたようで、大変うれしく思いました。

KDL松田写真

執筆:松田康司

デジタルビジネス本部 セキュア開発推進・プロジェクトサポートチーム