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【人事の目線】新入社員研修で感じたKDL WAY:研修運営編

こんにちは。人事戦略チームの神谷です!

今年もKDLは5名の新卒新入社員を迎え入れることが出来ました。
それぞれが自分の強みを持った個性あるメンバーで、今後のKDLを引っ張ってくれること間違いなし!です。
今回は4月1日(金)~5月6日(金)まで22日間続いた新入社員研修を通して、人事担当である私自身が感じたKDLの経営理念について2編に分けてお伝えさせて下さい。
まず前編では研修準備について!

(新入社員がチャレンジした模擬開発研修の様子はこちら!)

研修の構成に関して

前回ご紹介した研修準備の中で確定した2022年度新入社員研修のコンテンツは下記内容でした。

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新人研修は合計22日間。座学形式の①②③は前半の7日間に行います。インプットが続く日々でしたのでこの期間は新人たちにとって大変だったと思いますが、ここで学んだ内容を模擬開発で実際に発揮できるように研修全体を設計しました。

例えば『伝える力』という項目で「自分が認識している情報と相手方が理解している情報には相違があることに意識するべき」という内容を話したのですが、これは模擬開発研修で他者に状況報告をする際に思い出して活用してもらうことを想定していました。
限られた期間の中で最大限学んでもらうためにも、インプットしたノウハウをすぐに活用する流れによって、学んだことを振り返り身に着けてほしかったのです。

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(入社初日に、広報から「おー!って感じの写真撮っときましょう」と言われて戸惑っている新人たち)

人事側から見た模擬開発研修 

たっぷりインプットをした後は、いよいよ研修の総決算となる模擬開発研修です。(新人たちから見た模擬開発の様子はこちら!

今回は人事がクライアントとなり『新卒採用のための管理システム(ATS)』の開発を依頼しました。
この模擬開発を通して新人たちに感じてほしかった事は大きく三つあります。

一つ目はチームで協力しながら仕事を行う際に意識するべきことは何か。
メンバーと協力しながら業務を進めていく経験をすることで、チームでの業務に何が重要かを配属前に体感してもらう意図がありました。

二つ目は正確な情報伝達の重要性と難しさについて。
社会人になって、「自分の言いたいことが相手に上手く伝わらない…」という事はまず立ちはだかる壁ではないでしょうか。
中間発表などを通し、その難しさを感じてもらうことで配属後の業務に活かせるようアウトプットの機会は多めに準備しました。

三つ目はわからない部分や曖昧な事柄に関して、自分から確認する大切さ。
今回の開発の中では敢えてざっくりとしか説明せず、不明点は自分たちから質問しなければ答えが出ないという場面をいくつか用意していました。
“何を把握できていないのか”を自分自身で気づき、確認することも業務を進めるにあたって重要だと気付いてもらおうという狙いです。

新人たちも三つのポイントに対してそれぞれに難しさを感じていたように思います。特に二つ目の情報伝達に関しては様々な社員から指摘され、悔しい思いもあったかもしれません。それでも自分たちで主体的に改善を繰り返し、業務を進めてくれたことで目まぐるしく成長をしていってくれました。
研修初期では「もう少し聞き手に伝わるような構成で発表してほしい」とフィードバックされていた新人たちが、最終発表では「どんな事を伝えたいのかとてもわかりやすい発表になっている」と評価されている姿は、心に響くものがありました。

KDL新入社員の『強み』

新入社員研修のなかで私は新人たちに教える側の立場ではありましたが、新人たちが持つ考えや強みに対してリスペクトの気持ちも大きくありました。
それぞれが個別の魅力を持っていますが、5人に共通する強みで言うと「意志の強さ」になるでしょうか。(もちろん良い意味で、です笑)

特に短い開発期間の中でシステムを完成させた底力には感動しました。
スケジュールも限られていたため、人事としては「正直、完成まで持って行くことは難しいのではないか」と想定していた部分もあります。
しかし新人たちは苦しい条件の中でも、最後まで諦めませんでした。最終発表の前日にシステムを作り上げたのです。
「絶対に完成させたい」という強い思いを持って、メンバー同士で相談をし、粘り強く開発を進めたその姿勢が成果に繋がったことは間違いありませんし、この諦めないスタイルは配属後も強力な武器になるはずです。

またもう一つ「素晴らしいな」と感じたポイントが学習意欲の高さです。
今回の模擬開発に関して新人たちは多種多様な技術要素を利用するというチャレンジをしてくれました。(詳細はこちら【番外編1】 【番外編2】

しかもそのうち約6割はこの模擬開発中に学習を始めた技術とのことです。当然その分開発のハードルは上がりますし、実際その影響でかなり苦戦している時期もあったように思います。
それでも「使ってみたい」「より良いものにしたい」と拘って取り組み続けた姿はシンプルに格好良かったですし、新人たちがチャレンジし続ける姿勢を見て、自分自身も見習わなければならないと改めて感じました。

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前のめりに開発を楽しみながらもどうすれば完成させられるかと思考を巡らせ、チーム全体で協力して難しい課題に向きあったその姿勢は、まさにKDL WAYにある【前進】【探究】【共創】そのものです。
入社したての新人たちがKDL WAYを体現してくれたことは採用のズレが起こっていない証拠だと思いますし、そんな彼らだからこそ、今後成長し神戸デジタル・ラボという会社を引っ張っていってくれると信じています。

終わりに

前編・後編に分けて神戸デジタル・ラボの新入社員研修についてご紹介しました。
人事としては様々なことを考えながら研修を計画し実施していますが、研修を受ける側に主体的に取り組む意欲が無ければ意味のない時間になってしまうでしょう。新人たちが人事の予想を超える積極的な姿勢で取り組んでくれたことで、より意義深い研修になったと思っています。そしてそうやって主体的に課題や業務に取り組んでいく姿勢こそがKDL WAYなのだと今回の研修を通して感じました。

今後もKDL WAYに共感してくださる人材に神戸デジタル・ラボに興味を持っていただけるよう、採用活動にも力を入れて取り組んでいきます!

【人事の目線】新入社員研修で感じたKDL WAY:準備期間編 はこちら!