KDL BLOG
コンサルタントは迷ってばかり
エンゲージメントリードの那須です。
現在、KDLで私は、
体験をデザインする – Experience Design(エクスペリエンスデザイン) を担当しています。
顧客のビジネスに関係するすべてのユーザーへ最高の体験を提供するため、課題や要望に対し様々な角度から調査・分析・設計・検証し、それらのデータを基に、圧倒的な思考量と当事者意識をもって、最高のソリューションで顧客と一緒に世の中に貢献したいと考えています。
そんな課題解決の方法を考え、改善のお手伝いやアドバイスなどをする、いわゆるコンサルタントなお仕事です。
そんな私ですが、道中よく迷います。
迷ったときは「そもそも」に戻る
まず課題や要望に対し、あれやこれや調査に取り掛かってみるのですが、調べるチカラ以上に、そもそもの目的や背景などのヒアリング、何のための事業なのか、意義を深掘するチカラが足りないことに気付きます。
目的や意義が明確でなければ”考える”こともできず、知らないことに対しては想像以上に時間がかかるモノで、「今日は何もアイデアが出せてないな……」と”悩む”日もしばしばです。
そういう時はできるだけ顧客や関係者と「この取り組みって、そもそもなんのためでしたっけ?」と会話するように心がけています。
また、最終的には顧客と一緒に成果を出すことが私たちの役割ですが、顧客が提供するサービスや製品を実際に使うユーザーの気持ちを想像することも多いです。
どんな見た目だったら想いが届くだろうか、ワクワクしてくれるだろうか、行動してくれるだろうか……ということを考えていると、ポイントはどうしても自分ができる範疇を超えた見た目のデザインだったりして、 手を動かす作業が発生し、何に時間を割いているのか疑問に思うこともあります。
しかしそんな時でも、現場へ赴きユーザーの体験状況を観察し気づきを得たり、そこから不慣れながらも実際の物作りやデザイン制作など、これまでにやったことのない事でも取り組むことで着実に前へ進めます。
一緒に取り組んだお客様からは、依頼人と請負人という関係を越え、社会をよりよくしていく仲間として評価いただいています。
迷う経験から感じたこと
このような経験から感じたのは、「自分ができることに限らず、本質を問い続け、そして挑戦こそが新たな価値創造と感動体験へ繋がる」ということです。
そのためには、前述したヒアリングや取り組み方をはじめ、単に思いつくことだけに留まらないチカラも必要だと感じました。
どれも場数を踏まないと経験を積めずよりよくなりませんが、1つでも多く実践していくと着実に課題解決とよりよい内容へ繋がります。
私も一人のコンサルタントとして、挑戦し続ける人でありたいと思っています。
これらの経験、考え方とKDLの技術力から、デジタルで未来を創っています。
執筆:那須 智
デジタルビジネス本部 Engagement Lead