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【JGC Digital】実証実験中の衣類回収サービス「するーぷ」を使おう!成果報告会の様子もレポート!

「CO+CREATION KOBE Project」(2023 年度採択事業)成果報告会の様子

株式会社神戸デジタル・ラボと日揮ホールディングス株式会社(以下 日揮HD)が立ち上げた合弁会社JGC Digital株式会社(以下 JGCD)は現在、「ちょっといいことを習慣にする衣類回収サービス『するーぷ』」の実証実験を兵庫県神戸市中央区内の4か所で行っております。

今回のブログでは、2023年度「CO+CREATION KOBE Project(民間提案型事業促進制度)」にも採択されている「するーぷ」の運用状況と、同事業の成果報告会の様子をレポートします!

「するーぷ」とは

「するーぷ」は、日揮HDが推進する資源循環型社会の実現に向けた取り組みのひとつです。
廃棄されるはずであった衣類を回収し、ポリエステルケミカルリサイクル技術によって、衣類をもう一度繊維に戻して新たな衣類を製造するという資源が循環する仕組みを作るために、まずは廃棄されるはずの衣類を回収する仕組みの実証実験として実施されています。

神戸市の課題であるごみ排出量の削減にも寄与できることから2023年度「CO+CREATION KOBE Project(民間提案型事業促進制度)」に採択いただきました。事前にダウンロードしたスマートフォンアプリと連携し、不要になった衣類を回収ボックスに持ち込むことポイントが貯まります。

もちろん回収した衣類は資源としてリユース、リサイクルされます。

するーぷの使い方

「するーぷ」の詳細、アプリのダウンロードはこちら
https://sales.suloop.biz/

「するーぷ」を使ってみた

IoTを用いたスマートロックシステムを使った回収ボックスは、専用アプリをダウンロードされている方のみご利用できます。「するーぷ」の使い方は以下の通りです。

  1. お使いのスマートフォンに専用アプリをダウンロードします
  2. 回収ボックスのQRを専用アプリで読み取ります
  3. ロックが解除された「カチッ」という音がしたら扉を開けましょう
  4. 衣類を投入したら扉を閉めましょう
  5. 専用アプリの画面から投入完了ボタンをタップします
  6. ポイントGET!

ポイントは、お買い物券に交換したり、途上国の子ども達を支援する活動や「2024 能登半島地震 災害義援金」へ寄付することもできます。

2023年度「CO+CREATION KOBE Project)」成果報告会

JGCD代表取締役社長の長谷川 順一さんの写真
JGCD代表取締役社長の長谷川 順一さん

2023年度「CO+CREATION KOBE Project」成果報告会でJGCD代表取締役社長の長谷川 順一さんは、「私たちが目指す、ポリエステル循環型社会というのは、不要になった衣類をもう一度、繊維に戻して、新たな衣類を製造する仕組み。神戸市の事業に採択いただけたことで、地元の企業やお店などたくさんの方にご協力いただけたことが成果につながった」と話されていました。

「利用者のデータを見てみると、朝の通勤時に利用される方が多いよう。3月6日の時点でユーザー登録は約1,700人、3月31日までの回収目標が1,200キロのところ、既に目標の二倍以上である約2800キロを超えた。こういった取り組みを広げていけるように2024年度中には横浜でも実証実験を行いたい」とも。

実証実験は2024年3月31日まで

兵庫県神戸市中央区での試みは3月31日までを予定しております。
JGCDによると、アプリをダウンロードした方の約35%の方がすでに衣類を投入されているようです。

「利用したいと思っているけれど、まだ行けていない」という方は、お早めにご利用ください!「するーぷ」を利用していただき、”ちょっといい”ことしてみませんか。

付加価値の高い新規事業創出に貢献する「JGC Digital株式会社」設立