事例紹介

債務整理業務をkintoneで一元管理 入出金管理機能の拡充とデータ活用に向けた取り組みを推進

グリーン司法書士法人様では、相続や各種登記、債務整理など幅広い分野で、利用者の不安や悩みに寄り添った丁寧なサポートを提供されています。 一部の業務ではすでにkintoneを活用していましたが、DXを見据えたさらなる活用について、kintoneの提供元であるサイボウズ株式会社様に相談されたところ、サイボウズオフィシャルパートナーである弊社KDLをご紹介いただきました。その後、グリーン司法書士法人様の債務整理部門から直接お問い合わせをいただきました。

複数システムによる煩雑さを解消し、業務を一元管理

債務整理業務では、依頼者の返済計画の立案やその進捗管理、債権者への支払いなどを代行するほか、自己破産や個人再生などの裁判所に提出する書類を作成したりします。

契約前の相談情報はkintoneアプリで管理していましたが、契約成立後の案件情報は複数のシステムを組み合わせて管理しており、データ連携には手作業での転記が必要でした。
こうした煩雑さを解消し業務効率化を図るため、債務整理案件に関わる情報をkintoneで一元管理したいとお考えでした。将来的には蓄積されたデータを分析し、業務改善や意思決定に活かすことも視野に入れていらっしゃいました。

KDLでは、お客様の構想を踏まえ、段階的にシステムを整備していくアプローチをご提案し、採用いただきました。

業務特性に合わせたkintoneシステムを設計・構築

最初のステップとして、債務整理業務に必要な顧客管理、債権情報管理、入出金管理などの複数のアプリで構成されるkintone「債務整理 案件情報管理システム​」を開発しました。
既存システムで管理していたデータも本システムに移行し、相談受付から契約終了までの業務の一元管理を実現しました。複数のシステム間での転記作業が不要になり、業務負荷の軽減とミスの削減につながりました。システム内のデータはkintoneの標準機能を用いて可視化しています。

顧客情報の管理では、依頼者への連絡方法や注意事項など、個別に配慮が必要な情報も扱うため、細やかな設定を実現しました。また、案件には多くの担当者が関わるため、誰がシステムを操作しても誤入力が起きにくいよう工夫を施しています。

依頼者からの入金や債権者への送金など、金銭の流れに関する一部の機能もkintone上で管理できるようになりました。将来的にはすべての機能をkintoneで管理できるよう、段階的に移行を進めています。
また、債権整理業務では、依頼者から返済金を預かり、債権の優先度などに応じて按分し債権者へ送金しますが、依頼者からの入金額は急に変更になることも多く、そのたびに送金額の調整や返済計画の見直しが発生します。こうした変更もシステム上で柔軟かつスピーディに処理できるよう対応していく予定です。

KDLでは、お客様への丁寧なヒアリングを通じて業務や課題を深く把握し、業務特性に合わせた最適なシステムを設計・構築する姿勢を大切にしています。

データ活用を見据えた次のステップへ

複数のシステムに分散していた情報をkintoneに集約したことで、転記作業が不要になり、将来的に見込まれる業務量の増加にも柔軟に対応できるようになりました。
また、多様なデータを蓄積できる環境が整い、今後は顧客属性や案件情報、入出金の履歴(遅延や変動の傾向)などのデータを分析することで、業務改善やサービス向上などへの活用が期待されます。

現在は、次のステップに向けてお客様と具体的な要件整理・機能拡張の検討を進めています。
KDLでは、これまでのシステム開発で培った知見とノウハウを活かし、システムの機能向上や他システムとの連携強化、関連業務のシステム化など、総合的なシステム開発のご支援が可能です。今後もお客様のDX実現に向け、継続的な伴走支援を行ってまいります。

(公開日:2026年1月13日)


神戸デジタル・ラボは、kintoneやサイボウズ社製品の販売、提案、開発、構築、コンサルティングの知見と実績をサイボウズ株式会社に認定されたオフィシャルパートナーです。

お問い合わせ

事例に関するご質問やご相談、お見積りなど、お気軽にお問い合わせください。