KDL BLOG

2021.05.17
CSR活動

デジタルを活用したSDGsで協力者が続々!ペットボトルキャップ回収を促進!

KDLには、SDGsに取り組むチームが発足し、様々な活動を通じて社員のSDGsへの関心を高める取り組みを行っています。今回は、その活動のひとつであるペットボトルキャップの回収についてご紹介します。

エンゲージメントリードチームの松丸です。

2020年に発足したSDGsチームの活動は、SDGsに関するクイズを出題したり、社員にリレー形式でSDGsネタを投稿してもらったり、ペットボトル回収やベルマーク回収など多岐にわたります。私もチームの方々の活動を通じて少しずつ意識が変わったり、生活の中で気付きが増えてきたと感じています。

今回は、工夫を凝らして作られたペットボトルキャップの回収容器が気になりすぎて、取材してみました。

なぜペットボトルキャップを回収するの?

ペットボトルキャップはリサイクルメーカーに売却され、その代金は発展途上国の子どもたちのワクチン購入のために寄付されることになります。プラスチックを 取り巻く環境が大きく変化するなか、プラスチックそのものを削減する動きもありますが、まだまだ会社でも仕事の合間にペットボトルの飲み物でひと息つくことも多いものです。

まずはできることをやってみよう、ということ、そしてどうせやるならKDLらしく回収してみようじゃないか、という背景で回収を始めたそうです。

ただの回収容器じゃない「デジごん」

ペットボトルキャップの回収を担当するのは、KDLのマスコットキャラである「デジごん」。オフィスの一角(というか割とデスクの中央付近)に置かれています。SDGs工作部員の手作りだそう。結構大きくて目立ちます。

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手に持った大きなプラカードでSDGsを啓蒙中。「3.すべての人に健康と福祉を」「12.つくる責任、つかう責任」「17.パートナーシップで目標を達成しよう」の目標を掲げています。ただの回収容器ではなくてSDGsの説明がしっかり書かれている、こういう抜け目ない啓蒙活動も素晴らしい。

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きれいに洗ったペットボトルキャップをデジごんの口に投入してみました。デジごんお腹壊しませんように。

すると、なんと・・両脇のスピーカーから音声が。。動画でお楽しみください。

この動画では、「ひゅーーーーーーーーー、ドドーーーン」と落ちていく音でしたが(デジごんのお腹どんだけ深いねん)、実は社長の声だったり音楽だったりバリエーションがいくつかあるそう。楽しくて何度も入れたくなりますよね。音が鳴るたびににんまり笑ってしまいます。

工夫はチャット連携でこんなところにも。

デジごんに投入されたペットボトルは、カウントされています。カウントに応じて、全社で利用しているチャットツールにこんな風に通知が。

「キリ番ゲット」って久々に聞いた(笑)。知ってる人はインターネット歴長いぞ。

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音が鳴るだけではなくて、成果がちゃんと通知されることで達成感があったり、もっと頑張ろうと思えますよね。いろいろ考えて作り込まれていることに驚きました。

ペットボトルキャップ回収の仕組み

さて、ペットボトルをお腹いっぱい食べて活躍しているデジごんですが、ペットボトルを入れると勝手に音声が流れ、チャットに通知される、いわゆるIoT技術が使われています。SDGsチームの方に仕組みを聞いてみました。

デジごんのお腹には、センサが入っています。ペットボトルキャップが投入されるとセンサが感知して、背中のラズパイ経由でランダムで音声を流します。

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検知されるとクラウド上も連携され、その検知数がカウントされています。キリの良い数値に達すると、全社のチャットに通知される仕組みです。

回収の成果

この回収活動、なんと順調にキャップが集まり、活動を始めて3ヶ月弱でひとまずの目標、1,000個を達成したとのこと。(自宅で集めていたものを持ってきてくれた社員もいたようです)キャップを入れる容器をただ置いていただけでは、これほど集まらなかったのではないでしょうか。このような工夫で、成果を大幅に促進したり注目されるきっかけになったり、大変大きなメリットがあるのだと感じました。

物理的な何かを検知してアクションを起こしたり通知する、というIoTのニーズはたくさんあります。エンタメや見守り、防災など様々な用途で使われていますが、まだまだこの「検知して通知する」という仕組みが活躍できるシーンはあると考えています。

ただ、このようなニーズは、デジタルでこんなことができる、ということを知らなければ、顕在化してこないもの。もしかしてこれもできますか?というIoTのご相談、ぜひぜひお待ちしています。

ちなみにデジごんは、チャットボット鏡開きエイプリルフールでも活躍しています。これからの活躍にも期待が高まります。

松丸

筆者:松丸恵子

エンゲージメントリード