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2018.04.25
KDL社内・社員

【新人ハッカソン・発表編】俺たちの戦いはここからだ!

この記事は、【新人ハッカソン・開発編】時間と技術と糖分が不足している開発状況 の続きでお届けします。

新入社員の安達です。
今回は、ハッカソン一番の見せ所「プレゼン」での秘話についてお届けします!
特に、エンジニアに興味を持ち、これから就職活動を控えた学生さんの目に留まればうれしいなぁと思います。

開発を行う中で一番大切なもの、それが「プレゼン」

エンジニアって「プログラムを組むことだけが仕事!」みたいなイメージを持っていませんか? 私自身、学生時代に持っていたエンジニアのイメージは「黙々とひたすらコードを書く」や「人との関わり合い・人前で話すことは無い」といったものでした。

しかし今は、実際はエンジニアほど「人前に出る・お客様との意思疎通(ヒアリング)」を行う仕事はないのではないかと思うほど「話す・伝える」事は、エンジニアに求められるスキルの1つだと思っています。
今回のハッカソンでも同様に、プレゼンでの見せ方次第で聞き手の印象は変わります。
どれだけ良いものを作ってもそれが伝わらなければ意味がない、その逆もまた然り。
それでは、今回行ったプレゼンの裏側をご覧ください!

プレゼン当日「やばいよやばいよー!」

プレゼン当日、手元にあるシステムが非常にまずい。

kdlhack2018_adachi01.jpg

このシステム、内容を文字におこすと

・センサが物を検知すると4(検知無し)~255(検知あり)の数値を送る

たったこれだけの事しかできないシステムです。
そう。内容が薄すぎる。
ここで、自分たちにプレゼンの方向性に残されたプランは2つ

プランA:これだけしかできていません、申し訳ございませんでしたああああ!
プランB:これが完成しました!最終的にこうなるとより良いものになります!

即答で、プランBで行くことが決まりました。

そしてプレゼンへ・・・!

プレゼン資料を作る中で意識したものは以下の2点です。
・ストーリーを立てること(話の構成)
・ポジティブであること

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そして、イラストを中心に作り、問題定義のイメージを持ちやすくすること

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最終的に、将来はセンサから得られるデータを利用し、「今、誰が・どこの席に座っているのか」という、このシステムが目指す最終目標を明確にすること

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また、センサから得られるデータについての応用方法について考え、例えば飲食店の回転率を測るシステムに置き換えた時には、という仮説を立て、
・店側のメリット:1人当たりの滞在時間がわかる
・客側のメリット:空席情報を確認できる
と、双方にメリットのあるシステムにもなりうるという事を盛り込みました。

プレゼンを終えた振り返り

作成時は「やれるだけの事はやった」という気持ちでしたが、いざ本番に挑むと

  • 質問の想定が甘く、十分な回答を用意できていない=システムの理解不足
  • 課題、問題定義がふわふわしている=課題、問題定義を落とし込めていない
  • 結局このプレゼンで一番伝えたかったポイントは何なのか

といった改善のポイントが思い浮かびました。

役員や部門長が最前列で見つめる中でのプレゼンは手に汗握るものがありました。こんなに緊張したのは、採用面接以来でしょうか。笑
体が震えてしまう者、緊張でカンペが目に入らなくなりあたふたしてしまう者、緊張の形は人それぞれでしたが、無事(?)に終えることができて何よりです。

また、ブログを書くことによって、より深い振り返りができたのかなと思います。

私自身、プレゼンについてまだまだ勉強中の身ではありますが、
プレゼンの練習方法本番経験し場数を踏む
ことだと考えています。
なので、学生時代から経験を重ねプレゼン慣れしておく事ってすごく大切だと思います。

今回の新人ハッカソンの記事を通じて

自分たちの取り組み、そしてエンジニアという仕事のイメージが少しでも伝われば幸いです。

今後、またブログに登場できるよう頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

技術顧問 中西のコメント

どれだけ革命的なアイディアであっても、どれだけ優れた技術であっても、それを世に出し広めなければ価値を生み出す事はできないように、チームの成果を相手に伝えるプレゼンについても、ハッカソンでは重要な要素であり、ビジネスにおいても必要な事ですよね。特にエンジニアにはコミュニケーション能力と同じぐらい必要なスキルだと感じています。スキルを身につけるには、アウトプットが上手い人の話を多く聞きスキルを盗み、自分のモノのするためにアウトプットする練習を重ねるのが一番簡単な方法だと思います。今回も普段役員を目の前にしてプレゼンする機会なんて数少ないとは思いますので、良い経験だったのではないでしょうか?これに懲りずに継続してアウトプットを続けて欲しいと期待するばかりです。

研修担当 真鍋のコメント

新入社員研修でハッカソンを行っている意義は下記の3点です。

1.問題提起からシステムの納品(完成しなくてもよい)までの一連の流れをチームで体験

2.1の体験によるこれまでのビジネススキル研修の総復習

3.当事者意識、主体性・積極性の醸成

これまでは座学一辺倒の研修も、ハッカソンでは急に放置します(笑)上記3つの目的を達成しない限り、まったく作業が進みません。この重要性を彼らに学んでもらえていたらうれしいです。(逐一この目的を達成してもらうための小言を言いに彼らの会議室にもぐりこんだのは内緒)
研修で揉まれまくった彼らの配属後の活躍に大いに期待しています!これからは一先輩社員として、生暖かく見守っていきたいと思います。

【新人ハッカソン・ブレスト編】while(1){if(ブレスト){break;}} はこちらから

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