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新卒コンペ ほめのびチーム アイデア出し編 vol.1
こんにちは!新人開発コンペでプロジェクトマネージャーを担当した角田です。開発コンペでは13日の開発期間を以下の過程に割り振り、行いました。
1. 最初の5日間でアイデアを決め、サービス方針をある程度決定する
2. 残りの8日間で開発し、サービスのプロトタイプを完成させる
今回は、アイデア出しで起きた裏話をご紹介します
アイデア出しは困難を極めた
開発コンペのサービス評価基準の一つである「マネタイズについて考えられているか」という項目が、アイデア出しにおいて私たち新人を最も悩ませた点でした。
また、新型コロナウイルス感染拡大防止の影響で完全リモートでの研修行ったということも困難を極めた要因の一つです。自身の考えたアイデアのイメージを正確にメンバーに伝える事や、そこから議論を広げるというだけでも通常よりたくさんの時間を要してしまう、難しい研修だったと感じています。
私たちのチームでは2日間でアイデア出しを行い、30個ほどのアイデアを生み出しました。本当は全てのアイデアをご紹介したいところですが、私の独断でいくつか選んで紹介をさせて頂きます。
没アイデアを一部ご紹介
最後まで悩んだアイデアの1つとして「休憩のタイミングを通知してくれるアプリ」があります。このアイデアは、私たちがリモートワークになって「集中すると休憩をとり忘れ、気づいた頃には疲弊している」という自らの辛い実体験を起点にしました。
休憩をとっていないことを検知すると自動でアラートしてくれる、というもので、企業の管理部門に使っていただくことで、リモートワークにおける社員の作業の効率化や安全衛生の管理に寄与するサービスを考えました。
また、リモートワークや働き方改革により、労働により感じるストレスの種類が変わってきていると考えました。そこで都度「効率のいい休憩の取り方」を機械学習し、データを提供して頂ける企業には無償で最新の研究結果をフィードバックするという事についても考えていました。
他にも、「ARを使って外出自粛中の子どもを楽しませるアプリ」、「物流の停滞に伴い売れ残りや入荷待ちをマッチングする在庫管理サービス」、「家にいるとポイントが貯まることで外出自粛を促すサービス」、「web会議中でも親が子どもをリモートモニタリングできるおもちゃのIoT」などなど、様々なアイデアが上がりました。
最終的に「これをやろう」と選んだポイント
アイデアを一つに絞り込んでいく上で、先輩社員の方々にヒアリングした際「儲かるか、開発リソースは十分か、という事も大事ではあるが、自分たちが熱意をもってやりたいと思ったことをやるべき」とのアドバイスをいただき、「自分たちが作りたいサービスは何か」という点を重視。多数決ではなく、話し合いによってアイデアの選出を行いました。
そして最終的に私たちが開発するものは、親が子どもを褒めて伸ばすアプリ、「ほめのび」に決定致しました!
「ほめのび」はこんなアプリです
新型コロナウイルスの影響によって外出自粛を迫られ、子どもの学習が遅れる事や家事が増える事、子どもに怒る機会が増える事などによってストレスを抱えている親が多くいるというデータが公開されています。
(出展:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000197.000026954.html)
ほめのびは、小学生の子どもの自主性を促進させ、親子共にストレスを低減させることを狙いとして、子どものToDoを可視化するタスク管理アプリです。
一般的な家族向けタスク管理アプリと違うところは、「親が子どもを褒めるための機能」が充実しているという点です。
親は子どもの年齢に合わせたご褒美とタスク(勉強・家事など)を設定しておき、子どもの実行報告を受けてご褒美を贈ります。ご褒美の可視化は子どものモチベーションアップを促し、自ら家事や宿題を行うことで、「親子両方のストレス蓄積の機会を減らす」ことを目的にしました。
マネタイズ手法は以下の4つの通りを考えました。
次回はアプリの詳細設計について大野さんから、ご紹介します!